マグミクス | manga * anime * game

『僕とロボコ』のヒットで思い出す「ドラえもんのロボ子」 超「迷惑系」だった?

2024年の冬にアニメ映画の公開が決定した『僕とロボコ』は、平凡な家族がロボットを迎え入れて一緒に過ごすという設定から『ドラえもん』と比較されることが多いですが、本家『ドラえもん』にも「ロボ子」というロボットが登場していました。

『ドラえもん』のロボ子はのび太にぞっこんの美少女ロボットだった!

アニメ『僕とロボコ』キービジュアル (C)宮崎周平/集英社・僕とロボコ製作委員会
アニメ『僕とロボコ』キービジュアル (C)宮崎周平/集英社・僕とロボコ製作委員会

 2024年に映画公開が決定した『僕とロボコ』は、アニメも人気の『週刊少年ジャンプ』連載の人気マンガです。平凡な家族とロボットが一緒に過ごすという設定のため、同作と比較されることが多いのが国民的人気作『ドラえもん』で、『僕とロボコ』1巻の表紙は堂々と『ドラえもん』1巻をパロディしていました。

 そして、実は『ドラえもん』にも、「ロボ子」というロボットが登場しています。出番は少ないですが、その可愛さとインパクトで記憶に残っている人は多いようです。

 マンガ『ドラえもん』2巻収録のエピソード「ロボ子が愛してる」に登場するロボ子は、しずかちゃんも凌駕するような超美少女で、その正体はドラえもんが未来の世界から借りてきた「トモダチロボット」でした。しずかを含めた女子たちから相手にされないのび太を不憫に思ったドラえもんが、未来からトモダチロボットを取り寄せ、のび太を好きになるように調節してくれていたのです。ちなみに、このロボ子は藤子・F・不二雄先生ではなく、アシスタントだった志村みどりさん(荒俣宏さんの妹)が描いていました。

「ロボ子」は宿題やママからの言いつけも全て代行してくれ、友達以上の働きをしてくれます。「のどがかわいちゃった」という要望に対し、たらい一杯に水を持ってくるなどトンチンカンな部分もありますが、取り柄がないのび太を「日本一すてきな男の子」と絶賛してくれました。

 そして、のび太と相思相愛になったロボ子は、のび太のほっぺにキスします。のび太のファーストキスの相手は、しずかちゃんではなくロボ子だったのです。さらに、ロボ子はのび太に意地悪するジャイアンやスネ夫を、片手で振り回して追い払います。自称・百万馬力で、のび太をいじめる人間を絶対に許しませんでした。

 一方の『僕とロボコ』の「ロボコ」は主人に忠実に仕えるメイドロボット「OM(オーダーメイド)」で、主人の平凡人(たいら・ぼんど)の頼みごとを実行できないドジな部分が目立ちます。ただロボコの力も強くて凡人に危害を加えるものに腕力で対抗するのですが、トラックとぶつかってもトラックの方が壊れます。パワーに関してはロボコはロボ子よりも上でしょう。

 ちなみに、可愛くて、優秀で、強い、完璧なロボットに見えたロボ子でしたが、彼女には重大な欠陥がありました。それは異様なまでの嫉妬深さと、そこからやってくる凶暴さです。

 まずロボ子は、のび太に好意を寄せる者に異常なまでに嫉妬します。のび太に冷たくしたしずかが謝りにくると、強烈な嫉妬の目を向けます。のび太が自分以外の誰かを可愛がることさえ許してくれません。犬を撫でただけで、のび太に嫉妬のあまり暴力をふるってしまいました。凡人への愛情が深いロボコの方は、さすがにロボ子ほど嫉妬深くないです。

 さらに言いつけを忘れたのび太をママが叱ると、ロボ子はママに殴りかかります。その後返品されましたが、もしあのまま野比家にいたら、嫉妬深いロボ子はのび太からしずかを遠ざけるため、しずかとの結婚もなくなっていたでしょう。

 一方、平家に来るまで返品続きの「ロボコ」は、平家に来てからは騒動を巻き起こしても捨てられることなく平穏に暮らしており、1日で返品されたロボ子よりも圧倒的に主人から愛されています。

 また、凡人とのび太は学校の成績が悪く、スポーツも苦手で「ダメ度」はどっこいどっこいですが、ジャイアンのポジションにあたるガチゴリラや、スネ夫にあたるモツオは凡人に対して優しくて仲良しです。その上、しずかと同じヒロインポジションの円との仲も最初から悪くなく、ガチゴリラの妹・ガチルリからは好意を持たれています。

 まわりの友達や家族からのプレッシャーがない凡人には、のび太のようにドラえもんのひみつ道具に頼る必要がありません。ドラえもんとロボ子を混ぜたような存在のロボコですが、世界観が優しい分、彼女が思いっきり自由に暴れられるのでしょう。

(LUIS FIELD)

【画像】ロボコのパロディの暴走が止まらない!『呪術廻戦』人気キャラの真似をした「公式のフィギュア」を見る(3枚)

画像ギャラリー

1 2