「あいつ」の正体はシャンクス? 『ワンピ』尾田先生が匂わせた戦いは因縁のふたりが激突か
先日の「ジャンプフェスタ2024」では、『ONE PIECE(ワンピース)』作者・尾田栄一郎先生からの直筆メッセージが公開されました。「あいつとあいつの戦いは意外な結果になるかもしれません!!」……ここでいう「あいつ」とは、一体誰のことを指しているのでしょうか。
いよいよ巨大勢力も本格始動か?

先日開催された集英社のマンガイベント「ジャンプフェスタ2024」の2日目では、ジャンプスーパーステージREDにて、『ONE PIECE(ワンピース)』の作者である尾田栄一郎先生による直筆メッセージが公開されました。
そこには今後の展開をほのめかすような言葉がいくつもつづられており、ファンのあいだではさまざまな考察を巻き起こしています。今回はそのなかでも「あいつとあいつの戦いは意外な結果になるかもしれません!!」という部分に注目してみましょう。
※この記事には『ONE PIECE』単行本未収録の内容が含まれています。
尾田先生は直筆メッセージのなかで、まずルフィたちがエッグヘッドを出た後の動向について言及し、そのうえで「あいつとあいつの戦い」に触れています。この書き方を見るに、少なくともルフィや「麦わらの一味」の仲間ではない誰かの戦いということでしょう。
また「意外な結果」と書かれているので、すでに作中では両者が戦闘するフラグが立っており、その結果を読者がある程度予想している……という前提があるようにも見えます。そうなると、現在展開中の本編からルフィvs黄猿、もしくは一度決着がついたようにも見えるガープvs青キジなどが連想されるでしょう。
しかしまだ戦いが勃発していない組み合わせでいえば、シャンクスvsマーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)の可能性なども考えられます。かねてよりふたりには因縁めいた関係が示唆されており、シャンクスの目元にある傷跡も、黒ひげによって付けられたものでした。今のところ戦いの経緯は明らかにされていませんが、シャンクスいわく、今でも目元の傷が疼くそうです。
普通に考えれば、シャンクスが勝利しそうなものなので、もし黒ひげが勝てば「意外な結果」になることは間違いありません。早速両者の対決を想像している人も多く、ネット上では「あいつとあいつってまさか黒ひげとシャンクスのこと?」「ついに因縁のふたりが激突か!?」「意外な結果ってことはまさかシャンクスが負けるんじゃ……」といった声が相次いでいました。
また最近では「神の騎士団」最高司令官であるフィガーランド・ガーリング聖と、モンキー・D・ドラゴンの対決も期待が高まっています。ドラゴンが指揮する革命軍は、世界政府の打倒を目的としているので、天竜人サイドの軍事組織と思われる「神の騎士団」は無視できない存在でしょう。
ドラゴン自身もかなり危険視しているようで、過去には「“神の騎士団”が動き出したら戦いはそこからだ」と発言したこともありました。ただ、ドラゴンもガーリング聖もかなりの実力者だと思われるため、そもそも結果が予想できないという意味では、「意外な結果」にはつながりにくいかもしれません。
そのほか、海賊組織「クロスギルド」と海軍の対立も見逃せません。「クロスギルド」が海兵を賞金首とする「海兵狩り」を扇動したことで、すでにTボーン中将が死亡したことが描かれており、いつ海軍側が本腰を入れて掃討に乗り出してもおかしくない状況です。
もしこのふたつの組織が正面から激突するとしたら、ジュラキュール・ミホークと「藤虎」ことイッショウによる剣士対決、「緑牛」ことアラマキとクロコダイルによる自然(ロギア)系対決など、名勝負がいくつも生み出されるでしょう。
ただ、こちらはまだ作中で一切フラグが立っていないため、「あいつとあいつの戦い」という言い方にそぐわない印象も受けます。
果たして尾田先生がほのめかしていた戦いは、一体どの組み合わせのことを指しているのでしょうか。本編でその答えが明らかになる日を期待するしかありません。
(ハララ書房)