マグミクス | manga * anime * game

意外と覚えてないジャンプ黄金期作家の「次回作」 時にはアニメ化された作品も?

黄金期の「週刊少年ジャンプ」を支えた人気マンガたちは、TVアニメ化されてさらなるヒットを生み出しました。しかし、その次回作で同じようにヒットすることはあまり例がなかったのです。

一大ヒット作の後に生まれた作品を見ると作家性が見えてくる?

TVアニメ『夢戦士ウイングマン』キービジュアル (C)桂正和/集英社・東映アニメーション
TVアニメ『夢戦士ウイングマン』キービジュアル (C)桂正和/集英社・東映アニメーション

 80年代から90年代まで黄金期と呼ばれる時代を築いた少年誌「週刊少年ジャンプ」は、ヒット作を次々と生み出して多くのファンを獲得しました。しかし、同じ作家によるヒット作は続かないというのも世の常なのかもしれません。

 プロ野球などで「2年目のジンクス」と言われるように、「成功した後は失敗する」というのはよくあるケースです。もちろん、そんなジンクスをモノともせずに、2作続けてヒットすることはないわけではありません。『Dr.スランプ』に続いて、それ以上のヒットとなった鳥山明先生の『ドラゴンボール』という例もあります。

 しかし、2本続けてヒット作を生み出すのは、1流のマンガ家でも至難の業でしょう。そこで過去の「ジャンプ」作品のヒット作の後に連載されたマンガを見てみようと思います。

 デビュー作『ウイングマン』がいきなり大ヒットだった桂正和先生が次に連載したのが、『超機動員ヴァンダー』でした。この作品は前作と同じく桂先生の特撮ヒーロー好きが根底にある作品で、当時の人気特撮番組「宇宙刑事」シリーズを独自解釈した作品と言えるかもしれません。

 しかし人気面では苦戦して、同作は5か月ほどで連載終了となりました。その後の連載作品も苦戦しましたが、ラブコメをメインに作風をシフトすると起死回生のヒット作品を連発します。それがアニメにもなった『電影少女』、『D・N・A2 ~何処かで失くしたあいつのアイツ~』などです。もともと桂先生の描く女の子は定評があり、それを活かした作品が時代にマッチしたと言えるでしょう。

 マンガだけでなく、アニメでより大きなヒットを生み出したのが『聖闘士星矢』です。その作者である車田正美先生は、それ以前にもアニメにこそなりませんでしたが、マンガとしてヒット作となった『リングにかけろ』を描いていました(その後、2004年にTVアニメ化されます)。

 そして、『聖闘士星矢』の次にジャンプで連載されたのが『SILENT KNIGHT翔』です。前作同様に、プロテクターを装着したキャラ同士が戦うアクションマンガでした。しかし、人気が高まることもなく13週という短期連載で終了します。

 この作品が、車田先生が長年連載してきた「週刊少年ジャンプ」の最後の作品になりました。これ以降、集英社系列の青年誌となる「スーパージャンプ」へと活躍の場を移します。

 しかし、車田先生の少年誌への挑戦はここで終わりになったワケではありません。角川書店が創刊した月刊少年誌『月刊少年エース』で、『B’T-X』の連載を開始します。この『B’T-X』は、創刊号の表紙でセンターを飾るほどの力の入れ込みようでした。

 この『B’T-X』は看板作品として高い人気を誇り、1年ほどでTVアニメ化されます。TVでは完結まで至りませんでしたが、OVAも製作されてアニメオリジナルの結末を迎えました。

『B’T-X』もプロテクターをまとったキャラ同士の戦いが繰り広げられており、『聖闘士星矢』や『SILENT KNIGHT翔』の系列の作品と言えるかもしれません。そういう点で『SILENT KNIGHT翔』のリベンジを、『B’T-X』で果たしたと言えるでしょう。

【画像】え…っ? 可愛すぎ!これが大ヒットも納得、伝説の「桂正和先生が描いた美少女」の姿です(5枚)

画像ギャラリー

1 2 3

加々美利治関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

マンガ最新記事

マンガの記事をもっと見る