『機動戦士Zガンダム』最強MSランキング 「Z」は3位 1位に輝いたのは…?
3位「Z」を上回る「最強」モビルスーツは…?

●第2位:キュベレイ
2位には、アクシズの指導者「ハマーン」が搭乗するニュータイプ用MS「キュベレイ」がランクインです。サイコミュで遠隔操作できるビーム砲「ファンネル」を10基、搭載し、両手首のビーム・ガン/ビームサーベルと、肩部バインダー内に大型ビームサーベルを装備しています。
ファンネルの火力はそれほどではありませんが、初戦闘時は「ジ・O」「パラス・アテネ」「ボリノーク・サマーン」の3機と同時交戦しつつ、「ジ・O」以外を撃破する戦闘力を見せます。体勢を立て直した「ジ・O」との一騎打ちでは、ファンネルを撃墜されるなどやや押されていました。「Zガンダム」との対決は、ニュータイプ同士の感応が強くなり決着は付きませんでしたが、押されてはいませんでした。
「Zガンダム」のような超常的な力の発現も『ZZ』で見られたことから、パイロットがファンネルを使いこなせるなら、最強の機体だと思われます。
●第1位:ジ・O
「ジ・O」は、物語のラスボスといえるティターンズの指導者「シロッコ」が、自分用に開発したMSです。頭頂高24.8mは「Zガンダム」の19.85m、「キュベレイ」の18.4mよりかなり大きく、重MSに分類されます。
全身を重装甲に覆われていますが、スラスターも各所に配置されているため、運動性能は極めて高く、実際、劇中でカミーユが駆る「Zガンダム」のバイオセンサー干渉で操縦系統がおかしくなった時以外は、ほぼ被弾していません。シロッコは自力で「ガンダリウム合金」とバイオセンサーを開発する天才で、そうした装甲や補助機器の部分でも「Zガンダム」に劣りません。
武装はビームライフル、ビームソード×4とシンプルですが、ソードは隠し腕にも装備されており、奇襲効果が見込めます。ハマーンの「キュベレイ」と戦闘になった際にもファンネルを数機、撃墜しており、優勢に戦闘を進めていました。カミーユの「Zガンダム」に対しても終始優勢であり、バイオセンサーの異常発動がなければシロッコの勝利だったと思われます。
火力が高い「サイコ・ガンダム」などと交戦したとしても、ビームをかいくぐって白兵戦に持ち込むだけの運動性能があるため、総合的に見てこの機体が最強でしょう。
(安藤昌季)