『聖闘士星矢』なぜ冥王ハーデスの部下たちは聖闘士を侮るのか 聖戦では何度も敗北
なぜ冥闘士たちは自信たっぷりなのか?

先述したように、冥闘士は聖戦で毎回負けているはずなのですが、どうしてこれほど自信たっぷりなのでしょうか。
その理由は「冥闘士は前の大戦から、今の時代に転生して生まれた存在と思われるのに、タナトス、ヒュプノスといった神以外は、前の大戦での記憶を持っていない」からでしょう。
負けた記憶や記録がないからこそ「聖闘士など恐れるに足りない」という反応となるわけです。勝っている聖闘士の側も、冥闘士のことをあまり知っているとはいえませんが、油断していない分、実力差が出やすいのでしょう。
では、ハーデスはなぜ、冥闘士たちに聖闘士の情報を与えないのでしょうか。その理由は「自分には関係ないから」でしょう。ハーデスが傷付けられたのは、神話の時代にペガサスの聖闘士からの攻撃を受けた時以来という劇中描写があります。つまり、243年前に起こった聖戦では、理由は不明ですが、無傷のまま終わっていることになります。
神にとって243年など一瞬でしょうし、「部下たちに、自分の陣営が負けた記憶などを与えるのは屈辱だ。勝てるまでやればいい」という考えなのではないでしょうか。要するに「豊富な資金力でガチャを当たるまで回すような感覚」で、配下を動かしているのでしょう。
敵である聖闘士の実態を知らされずに「偉大なるハーデス様に仕える精鋭の我ら冥闘士」というエリート意識だけを持たされて、それが肥大化した結果が「多くの場合で聖闘士を侮る」という、冥闘士たちの態度になっていると思うのですが、どう思われますか。
(安藤昌季)





