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「不適切表現」に驚愕する昭和アニメ3選 「今ならピー音」「さすがにカット」

昭和に放送されたアニメは昨今の作品と比べ、表現に関して規制が少なく、自由さがありました。例えば放送禁止用語が平然と使われていたり、女性キャラによるサービスショットが登場したり……などが挙げられます。今回は、「令和なら絶対NGな描写がされていたアニメ」を振り返ります。

今だったら「即アウト」になる言葉やキャラ設定

「荒くれ者」が多いせいで、放送禁止用語が頻発する?『あしたのジョー』DVD-BOX(日本コロムビア)
「荒くれ者」が多いせいで、放送禁止用語が頻発する?『あしたのジョー』DVD-BOX(日本コロムビア)

 昨今は「コンプライアンス」が厳しい時代になり、もちろんアニメ作品も例外ではありません。その点を踏まえて昭和に放送されていたアニメを思い返すと、「今では放送できないだろうな」と感じるシーンが数多く登場していました。今回は、現代の価値観で見た時に「絶対NGな描写がされていたアニメ」を振り返ります。

●『あしたのジョー』

 ボクシングマンガの金字塔である『あしたのジョー』(原作:高森朝雄、作画:ちばてつや)のアニメ版は、1970年から1971年(昭和45年~46年)にかけて放送されました。

 同作は主人公の「矢吹丈」とトレーナーである「丹下段平」のふたりで、ボクシングの道を極めていく物語です。登場キャラに荒くれものが多いことが影響してか、いわゆる「放送禁止用語」が幾度となく登場しています。

 例えば12話「燃える太陽に叫べ」では、丈のライバルである「力石徹」が丈に対して「脳みそが足りない」という意味の言葉を発していたり、46話「死を賭けた男」に登場した新聞記者が力石所属のジムを「気が狂っている」という意味の用語で表現していたりなど、現代なら間違いなく自主規制音で消されるようなワードが飛び出します。

 言葉だけではなく、「子供に悪影響」であると確信してしまう描写もあります。それは70話「気になるあいつ」に登場した子供たちの様子で、その問題となる少年、少女たちが平然とタバコを吸っているのです。

 当時は見逃された描写かもしれないですが、現代の視点で見れば、子供の喫煙シーンのオンエアは完全にアウトです。いくら昭和の時代だったとしても、今も昔もタバコは20歳になってからで、アニメ放送が許されても喫煙は許されてはいません。

●『じゃりン子チエ』

 現代での放送が難しい作品といえばアニメ『じゃりン子チエ』も外せないでしょう。はるき悦巳先生による原作は1978年から連載された作品で、1981年から2期にわたってアニメ化もされました。

 同作は大阪の下町を舞台に、主人公で女子小学生の「竹本チエ」を巡る日常が描かれ、たびたび会話のなかで「汚い言葉」が発せられます。

 しかし、言葉以上に危ない設定もあります。例えばチエは小学生なのにもかかわらず、父「テツ」の店であるホルモン焼き屋で酒や串焼きの提供、売上の勘定などをひとりで切り盛りしています。これはテツが仕事もせず、近場の違法賭博で博打をやってばかりなので、仕方なくチエが頑張っているのです。チエの母であるヨシ江は、物語序盤ではテツに「出ていけ」と怒鳴られ、家を出てしまっています。

「小学生の娘がギャンブル漬けの父に代わり、ひとりで店を切り盛りする」という設定に加え、テツはすぐに他人に暴力をふるうという性格で、登場人物たちの言動は「アウト」のオンパレードです。1期の7話「テツの最も恐れる日」ではテツの担任だった「花井先生」がチエの家にやってきて、チエにお酒を勧めます。そして、チエは「結構おいしいわ」といって飲酒するのです。

 見方によってはチエの家庭環境が悪く、「虐待」と受け取られるかもしれません。ですが、チエはテツよりも断然にたくましいので、不思議と悲壮感はありません。「かわいそう」と感じる場面はほとんどなく、逆にそれが恐ろしい面でもあります。

 ちなみに2話の授業参観を描いた回では、算数の問題を答える生徒のなかに、鳥山明先生の代表作『Dr.スランプ』の則巻アラレに似たキャラ「コブマキさん」がパロディとして登場しています。許可を取っているか定かではないですが、現代では実現が難しい描写でしょう。

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