金ローで「バルス」化する? 藤原竜也主演『カイジ』の決めゼリフ
原作者自身が「逆転人生」を体現

一部の富裕層にお金が集中する現代の格差社会を痛烈に風刺してみせている「カイジ」シリーズですが、原作者の福本伸行氏もかなりの苦労人です。16歳の時に両親が離婚。工業高校を卒業後に建設会社に就職するも、漫画家になるために数か月で退職。ゴルフマンガ『風の大地』などで知られる漫画家・かざま鋭二氏のアシスタントになりますが、絵がうまくなかったことから「他の道がいいよ」と諭され、1年半でアシスタントを辞めることになります。
この時の福本氏は「自分のマンガを描く時間ができる」とポジティブに考え、家賃9000円のアパートに引越し、新聞配達のバイトをしながらマンガを描き続けています。31歳の時に麻雀マンガ『アカギ』がヒットし、さらに「カイジ」シリーズが大当たりしたことで人気漫画家になったのです。逆境を乗り越えたことで成功した、まさに逆転人生の体現者だと言えるでしょう。
カイジ役・藤原竜也は難役にも挑戦する熱い心の持ち主
普段はだらしないけれど、ここぞという勝負どころでは抜群の集中力と分析力を発揮。勝負は最後まで諦めない。また、何度裏切られても、人を信頼することも決してやめないのがカイジという男です。『カイジ ファイナルゲーム』で3度目のカイジを演じた藤原竜也さん自身も、かなり熱い男です。
人気マンガの実写化映画『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(2014年)でラスボスである志々雄真実を、藤原竜也さんは演じています。全身を包帯でおおわれ、顔の表情を見せることができない難役です。実は志々雄役は別のキャストが配役されていたのですが、クランクイン間近になって降板。ピンチヒッター役を買って出たのが藤原竜也さんだったのです。
長ゼリフのある舞台も、トリッキーなキャラを演じる映画でも、さらりと演じているように思える藤原竜也さんですが、胸のなかには熱いものを持っているようです。
舞台や映画の撮影が終わった後、藤原竜也さんが呑むビールは最高においしいに違いありません。
●映画『カイジ ファイナルゲーム』予告
(長野辰次)




