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「これって池田秀一?」 『君たちはどう生きるか』木村拓哉が語った「声優哲学」とは

「眞人の父」と「赤い彗星のシャア」の共通点は?

『ハウルの動く城』場面カット (C)2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT
『ハウルの動く城』場面カット (C)2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT

『君たちはどう生きるか』の眞人の父は、息子を助けるためインコたちに立ち向かおうとしたり、日本刀を持って塔に向かっていったりと、いくぶんヒロイックな自分に酔っているところがあるような人物でした。また、息子思いのように見えますが、息子の言葉に耳を傾けず、自分の思いを息子に押し付けている場面もあります。軍需工場を営んで成功していることから、エゴイスティックな部分も見え隠れします。

池田さんが演じたシャアも、ヒロイックであり、ナルシスティックであり、エゴイスティックでもある人物です。木村さんは眞人の父に、シャアの面影を感じて演技に反映させたのかもしれません。宮崎監督の作品にこのような「強い父親」が登場することは稀ですが、木村さんの演技が見事に命を吹き込みました。

 木村さんが声優として出演した作品は、宮崎監督の2作品のほか、『REDLINE』(2010年)、『ドラえもん のび太の新恐竜』(2020年)などがあります。日本では知らない人はいないスター俳優の木村さんは、いったいどのように声優の仕事を捉えているのでしょうか。かつて、自身の番組で声優の仕事について語っていたことがありました。

「声というカテゴリーのみで、キャラクターを担うことによって、すべて感情も温度も観ている人に伝えなければいけないという、ものすごくハードルの高いお仕事だと思います」(『木村さ~~ん!』2019年4月21日)

 この言葉からも、声優の仕事に対する敬意がよく分かります。「ものすごくハードルの高い」仕事だと自覚しているからこそ、全身全霊をかけて声の仕事に向き合い、その結果、高い評価を得ているわけです。

 アニメ好きの木村さんにとって、声優とはけっして片手間にやる仕事ではないのでしょう。また新たな声優としての仕事も聞いてみたいものです。

(大山くまお)

【画像】え…っ?「全然気付かなかった」「ゲームキャラになってもかっこいい」 これが木村拓哉が声を当てた意外なキャラです(5枚)

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