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おおらかな時代だから許された? 刺激的だった、ファミコンの「誌面広告」

他社の作品名を出したセンセーショナルな広告も

「ドラクエ」の名前を使った広告を打ち出した『魍魎戦記MADARA』タイトル画面(コナミ)
「ドラクエ」の名前を使った広告を打ち出した『魍魎戦記MADARA』タイトル画面(コナミ)

 最後にご紹介するのは、コナミが世に送り出したRPG『魍魎戦記MADARA』の広告です。同作品はゲーム雑誌「マル勝ファミコン」で連載されたマンガをベースに作られました。発売元のコナミは当時の誌面広告にて、「ドラクエしながら待ってなさい」という驚くべきコピーを掲載しました。

 同作品が誕生した1990年3月は、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』がリリースされてちょうど1か月と少し経った頃です。コナミはすでに大人気RPGシリーズとして地位を確立していた他社の「ドラクエ」シリーズの名前を挙げ、自社の新作RPGのセールスポイントについて言及したわけです。

 そのほか誌面広告ではないものの、同じく「ドラクエ」を意識した販促CMを放送した会社もありました。

 データイースト(当時)によって生み出された『メタルマックス』は、TVCMにて「竜退治はもう飽きた」というキャッチコピーを披露しました。ナレーションを担当したのは、『ドラえもん』の「ジャイアン(剛田武)」役を演じた故・たてかべ和也さんです。『メタルマックス』は「ドラクエ」の後釜を狙って作られた中世風ファンタジーではなく、荒廃した近未来を舞台に据え、戦車を駆って放浪するという当時としては異色の世界を描き出しました。

 今回取り上げたファミコン作品の広告を含め、宣伝文句やイメージビジュアルに面白さが隠れている場合が多々あります。この機会に過去にハマったゲームソフトのパッケージや説明書を読み直し、作品の魅力に改めて思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

(龍田優貴)

【画像】え、「カケフくん」もゲームになってたの(笑) こちらがなかなかニッチなファミコン時代のタレントゲームです(4枚)

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