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美化されすぎて「誰ですか?」と困惑 『アクエリオン』新作に逆作画崩壊作品へ再注目も

2025年1月から放送開始予定のTVアニメ『想星のアクエリオン』の新情報が公開され、これまでのシリーズとは大きく異なるデザインが話題を呼んでいます。過去の作品で見られた「逆作画崩壊」のように、一時的にキャラクターが美化されているのではないかという声も一部であがっているようです。

特殊演出で美化される登場人物たち

画像は『創聖のアクエリオン』DVD Vol.3 (メディアファクトリー)
画像は『創聖のアクエリオン』DVD Vol.3 (メディアファクトリー)

 2025年1月から放送予定のTVアニメ『想星のアクエリオン Myth of Emotions』の情報が11月7日に公開され、予想外のキャラクターデザインが話題となりました。2005年に放送された1作目『創聖のアクエリオン』など、過去作では一般的な頭身で描かれていたキャラクターたちが、新作では4~5頭身のデフォルメされた姿に変わっています。

 この大きな変化にSNSでは戸惑いの声が広がる一方で、合体してロボットに乗り込むなど、特殊な状況でのみ美化される「逆作画崩壊」が起きるのではないかと期待する声もあがっています。実際、ほかのアニメでも、普段はデフォルメされたキャラクターが特定の場面で美化される演出が存在しました。

 例えば、2003年に公開された映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』です。焼き肉を楽しみにしていた「野原一家」が、突然、指名手配され、無実を証明するために逃亡劇を繰り広げます。

 一家全員が奔走するなか、事件解決後の「焼き肉」を想像するシーンでは、普段のコミカルな姿とは一変し、キャラクターが劇画風に描かれました。普段は黒髪の「野原しんのすけ」が、妄想のなかではキリっとした瞳の金髪の美少年に変化する演出が印象的で、このギャップに笑いがこみ上げてきます。

 また、2010年に放送されたTVアニメ『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』では、「ダテンシティ」の怪事件を天使姉妹「パンティ」と「ストッキング」が解決する物語が描かれています。ふたりを含めた登場人物たちは、いつもは海外アニメを思わせるカートゥーン調の絵柄ですが、バトルで変身するシーンだけリアル頭身の姿で色っぽい仕草を見せます。

 根強い人気を背景に、TRIGGERがGAINAXから版権を引き継がれ、続編『New PANTY & STOCKING with GARTERBELT』が2025年放送に向けて鋭意制作中です。

 また、自他ともに「クソアニメ」と称される『ポプテピピック』でも、主人公「ポプ子」と「ピピ美」が普段のデフォルメ姿とは異なり、美少女として描かれるシーンがあります。

 例えば、第1期最終話の会議シーンで、これまでのふたりの活躍を振り返っている最中、萌えキャラ風の彼女たちが登場しました。ほかの回でもロボット系作品をオマージュした描写があり、美少女に描かれたふたりが見られます。

 さらに、ぬいぐるみの姿になるなど、二次元の壁を越えるような演出もあり、何でもありの自由な作風が特徴です。そのため、逆作画崩壊の演出もこの作品らしい仕上がりといえるでしょう。

 こうした前例があるだけに、『想星のアクエリオン』でも特殊な状況でのみ美形化される「逆作画崩壊」演出があってもおかしくないでしょう。実際のところはどうなるのか、放送を楽しみに待ちましょう。

(LUIS FIELD)

【画像】どなたでしょうか…? こちらが最新版『アクエリオン』とこれまでの違いです(4枚)

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