【すげぇ】『ガンダム』のMS「ヅダ」のコスプレ再現度が高過ぎ！「カッコいいしかない」と絶賛の声

ガンダムコスプレへの飽くなき情熱

　コスプレイヤーの「くろぼうし」がX（旧：Twitter）に投稿した、『機動戦士ガンダム MS IGLOO』のモビルスーツ「ヅダ」のコスプレ姿が、その圧巻の完成度で話題を集めました。「すげぇクオリティだ」「カッコいいしかない」など絶賛の声が寄せられています。「くろぼうし」さんにコスプレのこだわりと制作秘話を聞きました。

――2024年のコスプレ活動を教えて下さい。

　関東の「コミックマーケット」、「ワンダーフェスティバル」、「池袋ハロウィンコスプレフェス」、愛知の「ホココス」、「世界コスプレサミット」、大阪の「スーパーロボコス大展」など、全国のコスプレイベントに参加しました。今年は新たにジム、ブルーディスティニー2号機のコスプレも完成し、イベントで披露しました。

――ヅダのコスプレはどのような経緯で行ったのですか？

　ヅダは最初に作った衣装でして、修理、改修を繰り返しながら保存している衣装です。しばらくヅダのコスプレはしていなかったのですが、最近、ヅダが登場する『機動戦士ガンダム　MS IGLOO』を観返し、作中での活躍に改めて惚れぼれし、ヅダのコスプレをしたくなったため、倉庫から引っ張り出してきました。

――実際の製造時間や大変だったことを教えて下さい。

　ほぼ毎日作業し、完成までに9～10か月かかりました。初めての衣装でしたので、当初は何の知識もなく、使う材料、衣装の制作方法など根本的なことから、モビルスーツのバランスの表現方、ディテールの出し方など、全てが大変でした。すでにモビルスーツのコスプレをしている方のXの制作過程のポストを参考にしながら制作し、なんとか形にしたものになります。

――約10万円かかったとのことですが、どんな部分に費用がかかりましたか？

　主に、材料であるカッティングシートやスチレンボードにお金がかかりました。加えて、初めて作った衣装なので何度も失敗し、その度にお金がかかりました。頭パーツだけで1万5000円くらいかかっております。

――これほどの情熱はどこから来ているのでしょうか。

「ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツが好きなので、「モビルスーツ自体になってしまいたい」というのが行動原理ですが、同時にモビルスーツのカッコよさの布教を兼ねています。

　そのため、さまざまなイベントで人前に出たり、写真集を作って頒布したりしています。それらをするためには、本物そっくりに作らなければならず、その意識がモチベーションにつながっています。

――どういった時に達成感がありますか？

　イベントで「カッコいい」と言われたり、「くろぼうしさんを参考に自分もロボットコスプレを始めました」と言われたりすると、とてもうれしいです。ガンダムだと分かってくれなくても構いません。「あのロボットカッコいい」と思ってくれただけで達成感があります。