一目見て最高!レべチの再現度だった実写化キャラ 原作者「ここにいます」
毎年数多くのマンガが実写化されていますが、2次元のキャラクターを3次元で再現するのはなかなか大変です。しかし、異様な再現度でファンを驚かせる奇跡の実写化作品もちらほら見かけます。
原作者をも唸らせる圧巻の再現度!

マンガやアニメの実写化作品は、2次元のキャラクターを3次元で表現するのが難しく、「コスプレ大会」などと言われてしまうことも少なくありません。実際にはあり得ない髪色や体格などをリアルでやると、大なり小なり無理が出てきてしまいますが、原作からそのまま出てきたような再現度でファンを驚かせた作品もありました。
2024年12月からDMM TVオリジナルドラマとして配信された『外道の歌』は、亀梨和也さんの役作りに注目が集まっていました。
同作は、渡邊ダイスケ先生が「ヤングキング」で連載していた『善悪の屑』『外道の歌』が原作で、犯罪に巻き込まれた遺族などから依頼を受け、復讐の代行を請け負う「復讐屋」を描き、善悪についての痛烈な問いも投げかけるようなクライムサスペンスです。
亀梨さん演じた「トラ」こと「島田虎信」は、復讐屋のターゲットを捕縛する役割で、長髪に刺青のいかにも悪そうなビジュアルながらまっすぐな性格をしています。髪形やタトゥーのメイクはもちろん、ハードな筋トレシーンや太い腕も再現し、ファンの絶賛が相次いだほか、原作者の渡邊先生も「僕が描いたトラがここにいます!」とコメントするほどのはまり役となりました。
ターゲットに直接手を下す役割で、ポーカーフェイスの「カモ」を演じる窪塚さんとのコントラストで、亀梨さんの方が少しだけ愛嬌があるように見えるのも、原作通りの雰囲気です。
驚きの再現度でいえば、桂正和先生の連載デビュー作を実写ドラマ化した『ウイングマン』も負けてはいません。同作は1980年代にアニメ化もされた作品で、正義の味方に憧れる主人公「広野健太」が、ひょんなことから変身ヒーローとなって奮闘していく物語です。
その実写化において懸念されていたのが、主人公がヒーローになるきっかけでもあるヒロイン「アオイ」のビジュアルでした。原作では水色ヘアにビキニのような衣装という、ひと目見て一般人とは違う見た目で描かれています。対してドラマ版では、透明感と儚げな外見が印象的な女優の加藤小夏さんを起用され、水色ヘアから白髪、ビキニのような衣装も原作より露出を抑えたビジュアルに変わりました。
こうした改変がありながらも、加藤さん演じたアオイは、原作ファンも唸らせるほどのクオリティです。ファンからはSNSで「あまりにかわいすぎるし、あまりにアオイさんすぎる」「『ウイングマン』のキャスト皆良かったけど、アオイ役の加藤小夏さんが1番ドはまりだった」「あの衣装が似合うスタイルもすごいし、拳、足技、剣技などアクションが全部うまい」「ラストの切ない顔素晴らしい」など、絶賛の声が相次いでいました。
そのほか、映画『東京リベンジャーズ』で「ドラケン」こと龍宮寺堅役を演じた山田裕貴さんの再現度は、今なお語り草になっています。
金髪で刈り上げ、タトゥーが入った強面のドラケンは、タイムリープで過去に戻った主人公「花垣武道(演:北村匠海)」が所属する不良グループ「東京卍會」の副総長で、面倒見のいい兄貴肌かつ冷静なNo.2としてチームを支える重要キャラです。
山田さんは原作及びドラケンの大ファンで、ビジュアルを再現するために、地毛で髪形を再現し、178cmの身長をさらに高くするために15cmのインソールを履いて撮影に臨みました。全体的に好評の実写『東リべ』のなかでも実写版のドラケンは評判で、「原作より一回り以上年上とは思えない再現度」「表情や仕草がドラケン過ぎるし、アクションシーンなんでそんなに体動くのって感じでかっこよすぎた」「拘置所にいる現代のドラケンの虚無顔も上手すぎる」と絶賛が集まり、随一のはまり役となりました。
(ハララ書房)