もはやトラップでしょ 「不意打ち」みたいなお色気シーンで気まずくなった平成アニメ
平成前半の90年代に子供だった世代の人はアニメを視聴する際、ほとんどがTVを通じて観ていました。一家に一台が普通だったので、家族と一緒に観る機会もあったでしょう。しかし、ときおり女性キャラのポロリなどの性的なシーンが不意に描かれることもあり、気まずい雰囲気を経験した人も少なくないはずです。
女性の裸に大人の行為後…気まずくなった思い出

アニメを視聴する際、子供と親が一緒になって観るのは珍しいことではありません。しかし、たまに気まずくなるような性的なシーンが描かれることもあります。最近のヒットアニメでは『ダンダダン』の「セルポ星人」の股間があらわになったシーンや、『薬屋のひとりごと』で語られた「マル秘テクニック」などがあり、子供に「どういう意味?」と聞かれたら、親としてはつらくなるものがあるでしょう。
近年はパソコンやタブレットでアニメを視聴することが可能ですが、平成の時代は主にTVを通してアニメを観ていました。家族で一緒に見ているときに過激なシーンが流れたら、気まずくなるのは言うまでもないでしょう。
たとえば1989年から1992年にかけて放送された『らんま1/2』には、いわゆる「ポロリ」描写がたびたび登場しました。主人公「早乙女乱馬」は中国で落ちてしまった泉の呪いによって、水を被れると女性になるという設定で、作中ではアクシデントなどで乱馬が女性になって胸がさらされるシーンが何度も登場します。
また乱馬だけでなく、ヒロイン「天道あかね」や「シャンプー」の裸も描かれ、当時の視聴者の「親と一緒に観ちゃって後悔した」「冷や汗がやばかった思い出」といった体験談も少なくありません。
女性の裸といえば、1996年から1997年まで放送された『地獄先生ぬ~べ~』も、かなり攻めた場面がありました。同作は、「童守小学校5年3組」の担任である主人公「鵺野鳴介(通称:ぬ~べ~)」が、生徒に襲いかかる霊や妖怪を左手の「鬼の手」で退治するという学園もので、お色気描写が多い作品としても有名です。
アニメで「土曜のゴールデンタイムだから親と観てたけど、本当に気まずかった」「トラップといっても過言じゃない」といった声が出るほど過激だったのは、第46話「狙われたヒロインたち! ドキドキおふろパニック!!」です。
このエピソードではクラスのみんなで銭湯に行くシーンがあり、胸などは泡で隠されているものの女性キャラたちの裸が描かれました。さらには、妖怪のせいで女性たちが風呂場からタオルだけ巻いて飛び出してくる、という描写もあります。2025年放送予定の新作アニメでは、おそらく再現できなさそうな回です。
また、1995年から1996年にかけて放送されたTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』も、ドキドキするシーンがいくつもありました。同作は「セカンドインパクト」という災害で人口が半分まで減少した世界を舞台に、主人公「碇シンジ」が巨大兵器「エヴァンゲリオン」に搭乗して敵である「使徒」たちと戦いを繰り広げる物語です。
ほかのパイロットとしてヒロイン「綾波レイ」が登場し、第伍話ではシンジが綾波の部屋でたまたま裸だった綾波と遭遇し、転んでそのまま覆いかぶさり胸に触れてしまう、という場面が描かれました。また、極めつけは第弐拾話で描かれた「葛城ミサト」と「加持リョウジ」のベッドシーンでしょう。
その場面ではベッドサイドだけを写し続け、大人の行為後を思わせる雰囲気のなか、ミサトの官能的な息遣いも聞こえてきます。約50秒もの間、ミサトの声が流れたことで困惑した人も数多くいたようです。
(LUIS FIELD)