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『ガンダム』なぜジオンは巨大なモビルアーマーに頼った? アムロ相手に善戦も、戦局は変えられず

MAは「敗れ去るもの」の象徴なのか?

 最終的には敗北したジオン軍ですが、後継シリーズに姿を見せたジオン残党たちは、何とか維持・開発したMAを用いています。OVA『機動戦士ガンダム0083』では隠匿されていたヴァル・ヴァロがGP-01と互角に戦い、アクシズ残党軍が提供したノイエ・ジールはアナベル・ガトーの乗機として地球連邦軍にジオンの魂を見せつけました。

『機動戦士ガンダム UC』には水陸両用MAであるシャンブロが登場します。アニメ版ではネオ・ジオングがユニコーンガンダムとバンシィ・ノルンの両機を相手に最終決戦を繰り広げました。

 このようにMAは強力な兵器ではありますが機体が大きく、開発、製造、維持に困難を抱えている可能性が高いです。事実、「0083」のヴァル・ヴァロはケリィ・レズナー単独では3年かかっても修理はできませんでした。ではなぜ、ジオンはMAを使い続けたのでしょうか。

 理由は、ジオン側の兵員不足が大きいと思われます。地球連邦とジオンの国力差は30対1、人口も相応に違います。一年戦争の時代から、すでに優秀なパイロットは不足していたため、個人の持つ戦闘能力を最大限に発揮するにはMSよりもMAの方が都合はよいでしょう。また、戦局が悪化した場合、現実でもそうですが「強力な秘密兵器」の魅力は強くなります。MAに期待が寄せられたのも無理はありません。

 とはいえ、結局「戦いは数」です。MAの圧倒的な戦闘力で敵を蹴散らしたとしても、数に勝る相手に対しては、いずれ残弾や放熱、パイロットの体力などに限界が来ます。それでもなおMAに頼るしかなかったジオンは、やはり負ける以外の道はなかったのでしょう。そうした意味ではMAは「敗れ去るものの象徴」といえるかもしれません。

(早川清一朗)

【画像】MSとこんなに違うの? これが『ガンダム』のデカすぎモビルアーマーたちです(6枚)

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