まだ明るいうちに放送された「気まずくなる」アニメ 「ヤバいとこ光ってる」
お色気要素のあるシーンが登場するアニメは、主に深夜帯に放送されることが一般的です。しかし、子供が視聴するような時間帯にも、サービスシーンを含んだアニメが放送されていたことがありました。
夕方からラッキースケベや入浴シーンまで

いわゆる「サービスシーン」の多いアニメは、基本的に深夜に放送されることが多いです。しかしなかには、子供が観るような夕方や昼間の時間帯に、気まずくなってしまうようなお色気シーンが登場した作品もありました。
夕方に放送されていたアニメでは、毎週月曜日18時から放送されていた『ムシブギョー』(原作:福田宏)は欠かせません。人間を襲う巨大な「蟲」がはびこる江戸時代を舞台に、平和を守る「蟲奉行所」の面々の活躍を描いた作品です。
本作は浜名孝行監督の「ドラマ、アクション、お色気が詰まっています」というコメントのとおり、子供が観る時間帯ながらサービスショットが多く描かれていました。たとえば、茶屋の娘「お春」はふくよかな胸の持ち主で、胸が揺れたり「ラッキースケベ」が発生してあられもない姿になったりします。また、蟲奉行所に勤める「火鉢」も、戦闘中に白い褌(ふんどし)が見えたり、事故で主人公「月島仁兵衛」に胸を揉まれたりするシーンがありました。
子供の頃に本作を観ていた人からは、振り返って「白濁液やふんどし、触手、入浴と何でもありで完全にぶっ飛んでた」「エロすぎて本当に夕方アニメでいいのか……って信じられなかった」といった声があがっています。
また、毎週日曜17時から放送された『マギ』(原作:大高忍)も、気まずいお色気シーンがありました。本作は、主人公「アラジン」と「アリババ」が、秘宝が眠る謎の遺跡「迷宮(ダンジョン)」を攻略しながら、さまざまな出会いや別れを繰り返して成長していく物語です。
アラジンは胸の大きな女性が好きで、好みの女性を見付けたら胸元に飛び込んで頬ずりをしたり揉んだりします。また、女性の姿をした迷宮の支配者「ジン」の「パイモン」が乳首にピアスをつけていたり、女性キャラが戦闘中に胸元をポロリしたりといった描写もありました。
本作には、「母親と観てたら『マイヤーズ教官』の胸が映って超気まずかった」「股間を葉っぱ1枚で隠した『シンドバッド王』が出てきて、親の視線が痛い」など、家族と観るにはハードルが高かったという声も出ています。
ほかにも、2011年から2014年に放送された『HUNTER×HUNTER』(原作:冨樫義博)でも、衝撃のシーンが再現されました。本作は、父と同じハンターを目指す少年「ゴン=フリークス」を中心に描かれる冒険譚で、地域で異なるものの第98話までは毎週日曜10時55分から、第99話以降は毎週火曜25時29分から放送されました。
再現されて驚いたのは、「天空闘技場」でのゴンと「ヒソカ」の戦闘シーンです。作中屈指の戦闘狂であるヒソカは、成長したゴンに興奮してしまいます。アニメでは原作どおり、「興奮しちゃうじゃないか…!!」というセリフに合わせて、文字とともに「ズキューン」という効果音が入り、さらにヒソカの下腹部を光らせて彼の欲情を表現していました。
また、原作でヒソカが興奮した際に、下腹部に描かれた吹き出しの上昇で彼の「怒張」を表現していた演出は、アニメ第68話ではゴンたちの目線が上に動くことで再現しています。忠実な描写の数々には、「子供向けの時間帯でズキューンしていいの?」「目線移動で表現してたの笑った」などの声があがっていました。
(LUIS FIELD)