『ワンピ』シャンクスが「左腕失った謎」ついに終止符か? 焦点はとある「紋様」に
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に第1話から登場する「シャンクス」は、ファンの間で物語の鍵を握る人物とされていますが、彼の正体や目的は、ほとんど明かされていません。そのシャンクスについて、最新展開を受けて新たな考察が浮上しています。
シャンクスの左腕、食べられたのはわざと?

人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する四皇の「シャンクス」は、ファンの間で物語の鍵を握る人物と考えられています。彼は第1話から姿を見せながらも、その謎はほとんど明かされていません。そんなシャンクスについて、最新展開を受け新たな考察が浮上しています。
※この記事には『ONE PIECE』111巻以降の内容を含みます。
シャンクスにまつわる謎のひとつが、第1話で主人公「モンキー・D・ルフィ」を救おうとした際に、海王類「近海の主」に食べられた左腕です。当時、懸賞金10億ベリーを超える実力者だったシャンクスが、ルフィが「ゴムゴムの銃(ピストル)」1発で倒せる程度の強さの近海の主相手になぜ左腕を失ったのか、不自然に感じる読者も多くいました。
そのため、ネット上では「シャンクスはわざと左腕を失った」という考察が多く出ています。最近では、第1140話で登場した「神の騎士団」の一員「ソマーズ聖」の描写が、話題になっているようです。
同話では、同じく神の騎士の「軍子」が描いた五芒星の魔法陣によって呼ばれたソマーズ聖の左腕に、魔法陣と絵柄と同じような紋様がありました。この紋様が、神の騎士団や「五老星」が空間を瞬時に移動するために必要なものなのではないかと、噂されているのです。もしそうであれば、団員はみんな身体のどこかに同じ紋様を宿している可能性があります。
第1話を振り返ってもシャンクスの左腕はシャツで隠れており、はっきりとは描かれていません。そのため、食いちぎられる前のシャンクスの左腕には魔法陣があり、シャンクスはそれを消し去るためにあえて近海の主に左腕を捧げた、という仮説が浮上したようです。たとえば、魔法陣がある限り神の騎士団に位置がバレてしまう、何か条件を満たせば呼び出されてしまうということなら、消す必要が出てきます。
1138話では、シャンクスの双子の兄で神の騎士団の団長である「フィガーランド・シャムロック」は、「シャンクスが一度は『聖地マリージョア』に戻ってきたものの、また下界に行った」という事実を明かしていました。その戻っていた間にシャンクスが神の騎士団に所属し、身体に紋様を付けられるも、海賊になるために去った、という可能性はありそうです。
いまだ謎に包まれたシャンクスですが、最終章でその過去や真意が少しずつ明らかになっています。なぜ左腕を差し出したのか、なぜマリージョアに戻り、離れたのか、これらの疑問が解き明かされる日も近いかもしれません。
(LUIS FIELD)