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6月は「ハドソン」がひときわ輝いた月 ファミコンブームを爆発させたソフトと「特大企画」とは

ファミコンブームの立役者として、いち時代を築いたソフトウエアメーカーが、今はなき「ハドソン」です。同社が「6月」に発売した製品を振り返ると、ファミコン世代に今も記憶される名作や大ヒット作が次々と出てくるのです。

ファミコンブームを初期から末期まで盛り上げたメーカー

鉢のマークが印象的だったハドソンのロゴ(キャプション)
鉢のマークが印象的だったハドソンのロゴ(キャプション)

 2025年6月5日に、多くの人が待ち望んだ「Nintendo Switch2」が発売され、SNSやメディアではさまざまな話題が盛り上がっています。この6月は引き続き、任天堂の新作ハードが熱い注目を集めることになるでしょう。

 かつてファミコンでゲームに熱中した世代は、別の意味で「熱い6月」を経験していました。それは、最初のサードパーティとしてファミコンに参入した「ハドソン」が、ひときわ強い輝きを放った時代と関係があります。

 札幌市豊平区で1973年に創業したハドソンは、ファミコン発売の翌年となる1984年に『ナッツ&ミルク』で参入し、『チャンピオンシップ・ロードランナー』『ボンバーマン』『迷宮組曲』『桃太郎電鉄』など、数々の名作をリリースし、1994年にファミコン最後のソフトを発売するまでブームを支え続けたメーカーでした。

 なかでも、当時の子供たちを熱狂に巻き込んだのが、1985年6月25日発売の『スターフォース』と、そのゲームを公式ソフトとして全国各地で開催された大会「ハドソンゲームキャラバン」です(開催は同年7月)。

 それは全国60の会場を巡るという、本格的で大規模なものでした。このキャラバンを中心に、ハドソン製品の宣伝を担当していた「高橋名人」がゲームの実演や広報などで大活躍するようになり、やがてマンガ雑誌やTV番組などへと活動の場を広げ、子供たちのヒーローになっていったのです。

「キャラバン」は翌1986年にも開催され、同年6月13日に発売された『スターソルジャー』を用いた第2回キャラバンも大きな盛り上がりを見せました。その熱気は、大会に参加しなくとも、大会のことを報じた「コロコロコミック」誌面などなからも感じられるほどでした。

周辺機器やゲームハードの開発でも存在感を示したが……?

全国キャラバンの公式ゲームとして1985年に発売された『スターフォース』(ハドソン)
全国キャラバンの公式ゲームとして1985年に発売された『スターフォース』(ハドソン)

 当時のハドソンの勢いを感じさせる「6月発売の商品」はほかにもあります。1986年6月に発売されたコントローラー「ジョイカードMK.2」は、ファミコン本体のコントローラーに近いデザイン・操作性に連射機能が搭載され、子供たちの間で爆発的な人気となりました。

 同年の秋には高橋名人をモデルとした主人公(高橋原人/たかはしげんじん)が活躍するアニメ『BUGってハニー』が放送開始しており、翌1987年の6月5日には、同アニメをゲーム化した『高橋名人のBUGってハニー』が発売され、コンテンツのメディアミックスという点でも、ハドソンの勢いを強く印象づけました。

 ハドソンはその後も1987年10月に日本電気ホームエレクトロニクスと共同開発したゲーム機「PCエンジン」を発売します。ソフトやコンテンツだけでなくハードでも日本のゲーム市場を盛り上げる存在となりましたが、2000年代に入ってからは業績不振に陥り、2012年にKONAMIに吸収合併されてハドソンの歴史は幕を閉じます。

 先に述べた、「ファミコン最後のゲームソフト」も、「6月」にハドソンから発売されたゲームカセット、『高橋名人の冒険島IV』(1994年6月24日発売)でした。ファミコンブーム、そしてゲーム業界を爆発的に盛り上げたハドソンの功績……なかでも特に「6月」にハドソンが送り出したソフトや製品に熱狂した人びとの思い出は色褪せることなく残り、この先も語り継がれていくでしょう。

(マグミクス編集部)

【画像】あったあった! これがハドソンの「爆売れ」したファミコン周辺機器です(6枚)

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