ファミコンで“突先”が見えちゃった? 規制の抜け穴(?)突いた大人な表現に「この手があったか」
時代と共に、サービス描写は姿を変えていきました。昨今は特に厳しくなりつつありますが、おおらかな時代でも一定の規制はありました。しかし、思わぬ「突先」表現に驚いたファミコンソフトも存在します。
「湯けむり」に消えた記憶に想いを馳せる……!

ファミコンのゲームと一口に言っても、ジャンルやデザイン、そして表現など、タイトルごとに違いと個性があります。そのなかには、大人向けな表現にチャレンジしたものもあり、ファミコンキッズたちの好奇心を刺激したものも少なくありません。
規制にギリギリまで迫ったかのようなデザインや、予想外のタイミングでプレイヤーの心を撃ち抜いた演出など、多彩な挑戦心が賑わっていたファミコン時代。印象深い3本と共に、表現の限界を垣間見ることができるかもしれません。
●『デジタル・デビル物語 女神転生II』
家庭用ゲームにおける大人な描写は、「水着」のようにある程度許されているものもあれば、「パンツ」のような際どいもの、そして、胸の先端にある「突先」のように明らかに規制されているものなど、対象によって扱いが変わります。
時代によって変化する面もありますが、「突先」の描写はファミコン時代でも基本的にNGです。どれだけ見たいと思っても、巧みに隠されてしまい、プレイヤーにとって決して手の届かないものでした……ただし、ごく一部の例外を除いて。
例外的なファミコンソフトで有名なのが、『デジタル・デビル物語 女神転生II』です。本作はRPGで、敵として登場する悪魔を「仲魔」としてパーティに加え、ともに戦うことができます。そして、女性をモチーフとしたフォルムを持つ悪魔も存在しており、「サキュバス」や「スキュラ」などの悪魔には「突先」らしきものが描画されていたのです。
人間女性の「突先」描写は禁じられていますが、例えば牛の乳しぼりの場面にモザイクがかかることはありません。猫や犬なども、概ね同じ扱いでしょう。人間ではダメでも、動物なら問題ないという判断を踏まえて考えれば、人間ではない悪魔だから大丈夫だった……のかもしれません。
ファミコン時代のグラフィックですし、敵として表示されるグラフィックはかなり小さめなので、「突先」らしき描写といってもほんのわずか。しかし、人間では難しい直接描写も、悪魔なら可能だったのかもと考えると、表現の解釈や考え方に改めて想いを馳せたくなります。
●『いただきストリート 〜私のお店によってって〜』
意外なタイミングでセクシー表現を繰り出し、その不意打ちで我を失ってしまったファミコンソフトといえば、『いただきストリート 〜私のお店によってって〜』が印象深く残っています。
『いただきストリート』は、ボード上を巡って物件や株式などを購入し、資産を増やして競い合うボードゲームです。シリーズ作も多く、2010年代後半まで続いていたため、ご存じの方も多いのでは。その原点となったのが、『いただきストリート 〜私のお店によってって〜』です。
「ボードゲームのどこにセクシー要素が?」と思われる人もいることでしょう。実際、プレイヤーもボードゲームを楽しむ気満々でゲームを立ち上げます。タイトル画面に可愛い女子はいるものの、特にセクシーな描写は見当たりません。
そこでスタートボタンを押すと、タイトル画面の女の子が椅子に座り、真正面を向いているグラフィックが描かれます。その大きさは画面の1/3程度を占めるほどで、ファミコンソフトにしてはかなりのサイズです。しかもひざ上丈のスカートを着用しているので、そのまま正面を向くとなると……男子たちの視線は、おのずと太ももの隙間に吸い込まれます。
ボードゲームを始めた直後、こんなセクシーショットが飛び出すとは。意外な不意打ちに目を奪われますが、なんと彼女は足の組み替えも披露し、左足を右の太ももに乗せてしまうのです。この動きは短いもののアニメーションで描かれ、突然のアクションによって2度驚かされます。
太ももの隙間や足の組み換え中に、「なんとか見えないかな……?」と目を凝らす男子勢。その先に何を見たのかは、ご想像の通りです。

