リマスター版『ウルトラマン80』が地上波初放送 「どうせ東京だけ…」←実は違ってファン歓喜?
2026年からTOKYO MXで放送されることが発表になった『ウルトラマン80』は、東京地区での放送に色々な声があるようです。しかし、今回は少し事情が違いました。全国を巻き込んだ展開となるかもしれません。
『80』の地上波放送で称賛の声が続出、放送は「東京限定」だが…?

1980年の放送開始から今年2025年で45周年を迎えた『ウルトラマン80』のHDリマスター版が、「TOKYO MX」(東京エリア・地上波9ch)で放送されることがわかりました。
2026年1月6日(火)より毎週火曜18時30分から地上波放送される予定で、多くのファンが喜んでいます。なぜならMXでは、先日まで前番組にあたる『ザ☆ウルトラマン』が放送していたからでした。
この後番組として『80』の放送を期待する声は多かったのですが、そうではなかったことから落胆したファンの声がSNSでもいくつか見られています。そうした経緯を受けた今回の発表は「公式からのクリスマスプレゼントだ」と称賛する声もありました。
しかも、MXの放送枠では、直後の19時から『仮面ライダークウガ』が放送されています。つまり、ウルトラシリーズと仮面ライダーシリーズが続けて観られるという、特撮ファンには夢の時間帯といえるでしょう。
もっとも地方局、しかも東京近辺でしか視聴できないMXでの放送は、すべてのファンにとって恩恵のあるものではありません。なかには「またMXか!」「どうせ東京都民しか観れないんでしょ」と、他の地域の人たちが毒づく気持ちも理解できます。
しかし今回の地上波放送には、とある仕掛けがありました。
今回の放送は「東京限定」ではない?
今回のMXでの放送がこれまでと違う点、それは放送後に動画配信サービス「TVer」による見逃し配信が実施されることです。TVerは完全無料ですから、どこに住んでいても対応機器されあれば視聴可能ということです。
このTVerとの連携で、多くの人が「次なる展開」も期待しているかもしれません。ズバリいえば、今後MXで放送される往年の作品が、同じようにネット配信されることでしょう。これまでMXでは、多くの往年の名作が放送されることで有名でした。
往年の名作がMXで放送が決まったと話題になるたび、「こちらでは観られない」という声が一定数聞こえてきたものです。しかし今回のようなパターンが今後もしあれば、MXも全国区の放送局と肩を並べる存在になるかもしれません。
今回の発表に対するSNSの声には、そんな期待も含まれていました。今後どうなるかは不明ですが、今回の『ウルトラマン80』の試みが成功すれば、これからも全国で往年の名作が視聴できるかもしれません。特撮ファンや、古参のアニメファンにとっては、ひと足早い初夢といえるでしょう。
※『ウルトラマン80』のTVerによる配信は、「1話につき1週間」の予定です。
(加々美利治)

