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2つの「新作」発表で勘違い続出? 『ドラゴンボール』作品同士のつながりを徹底解説

「時系列」がおかしくてもOK? 巧妙で明快な世界観

作中の歴史が一本道ではないことを示した作品のひとつ、アニメ『ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)』の場面写真 (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
作中の歴史が一本道ではないことを示した作品のひとつ、アニメ『ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)』の場面写真 (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション

 作品ごとに異なる時間軸が存在する理由は明白です。『ドラゴンボール』は、異なる歴史がいくつも存在する世界だからです。現代風にいえば「マルチバース」の上に成り立っている世界ということです。本編でも「人造人間編」で明示されていました。

 そう考えると、歴史のつじつま合わせというのは些細な話で、主人公「孫悟空」のバトルと冒険が楽しめれば、どんな世界でも『ドラゴンボール』ワールドといえるでしょう。そういう点では他の歴史の長い人気シリーズよりも明確でわかりやすい世界観かもしれません。

 TVアニメでこれをうまく生かしたのが『超』の「ゴクウブラック」との戦いでした。ここでは通常ならありえない悟空同士の戦いを描いています。このエピソードはマルチバースという世界観を存分に生かし、現在と未来のふたつの場所で戦う展開でした。

 こうした同じキャラクターが同時に存在するという点を活かしたのは、ゲームの方が巧みだったかもしれません。筐体ゲーム「スーパードラゴンボールヒーローズ」の配信アニメでは「身勝手の極意」の悟空と、超サイヤ人4の悟空の共闘といった夢の展開がありました。

 ちなみに今回発表になった『銀河パトロール』は、マンガ版では劇場アニメ『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』より前の時間の話になります。そういったことから、「孫悟飯ビースト」や「オレンジピッコロ」は登場しないことでしょう。

 こういった作品同士のつながりを知っていくと、『ドラゴンボール』ワールドはいっそう楽しめるでしょう。何はともあれ、早く新作を観たいと思う人は多くいることでしょう。

(加々美利治)

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