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『ガンダムW』ヒイロのタンクトップが予約完売 語られる「生存フラグ説」とは?

ロボットアニメに「死亡/生存フラグ」は数あれど、ちょっと意外な角度から生存フラグに認定されたアイテムもあります。しかも後付けぽい…どういうことでしょうか。

死亡フラグをへし折る「一枚」

「新機動戦記ガンダムW 01」DVD (バンダイナムコフィルムワークス)
「新機動戦記ガンダムW 01」DVD (バンダイナムコフィルムワークス)

 バンダイナムコグループの公式通販サイト「プレミアムバンダイ」にて、「STRICT-G『新機動戦記ガンダムW』タンクトップ ヒイロモデル」(バンダイ)の予約受け付けが、本来の終了予定であった3月29日(日)を前に、早々に終了しました。24日(火)時点で「在庫ナシ」となっています。

 放送開始30周年で話題になっているとはいえ、30年も前のアニメのキャラクターグッズ、しかも少々お値段の張る「タンクトップ」が、文字通り飛ぶように売れていきました。改めてその人気ぶりを示した、といえるでしょう。

 ところでこの「ヒイロ・ユイ」のタンクトップが、いわゆる「生存フラグ」アイテムかもしれないという説はご存じでしょうか。

 ロボットアニメのみならず、およそ創作物の「お約束」のひとつである「死亡フラグ」は、ご存じのとおり、特定の言動やアイテムなどと関わったキャラクターがまもなく物語から死亡退場するというものです。「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ」といったセリフや、特に日本のロボットアニメ界隈では「パインサラダ」が知られるでしょう。

「生存フラグ」とはまさにその逆で、たとえばヒイロはアニメ第10話にて、乗機「ウイングガンダム」を自爆させます。彼自身もその爆発に巻き込まれ、普通なら即死であっても不思議ではない状況だったものの、満身創痍ながら生き延びました。その自爆の際、ヒイロはタンクトップ姿だったのです。

 面白いことにこの「タンクトップ=生存フラグ」説は、『ガンダムW』にとどまりません。どころか、ロボットアニメ界隈で同説が広く知られるのは、『蒼穹のファフナー』(2004年)『同 EXODUS』(2015年)の「溝口恭介」および彼の部下によるところが大きいでしょう。

 主要キャラクターが次々と死亡退場していく同作において溝口は、いつ消えてもおかしくない立ち位置でありながら、どれほど窮地に追い込まれようときっちり生還しました。彼の部下も生存率が高く、そして彼らに共通する要素がタンクトップだった、というわけです。

 そもそも「タンクトップ生存フラグ説」が広く唱えられるようになったのは、溝口やその部下たちが大元、といえるかもしれません。ヒイロは溝口たちより10年近く前の作品の主人公なので、彼の場合は後付け認定といったところでしょうか。

 着ているものがそのキャラクターを雄弁に語るというのは、創作上の演出の定番です。タンクトップというアイテムには、「バイタリティにあふれる」「野性的な生命力」を連想させる側面があります。

 もっとも、そうしたキャラクターはたいてい真っ先に死亡退場する、というのもよくあるパターンです。よって、さすがに「タンクトップ=不死身」とは言えませんが、そういったジンクスがファンのあいだで面白がられ共有されているのは、なかなか興味深い現象といえるでしょう。

(マグミクス編集部)

【画像8枚】こちら手に取れる「生存フラグ」と、そのヒイロのコーディネイトです

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