2020年「ベストオブ・津田健次郎」キャラ4選+α!今年はやはり『極主夫道』に期待?
悪役だけではない! オネエや各種動物もこなす芸達者
●『天晴爛漫!』リチャード・リースマン/ギル・T・シガー

2020年も『神様になった日』や『劇場版「SHIROBAKO」』、『アニメ「A3!」』など話題作を手がけたP.A.WORKSによるオリジナルアニメ。社交性ゼロのエンジニア・空乃天晴と臆病な侍・一色小雨が、賞金獲得のためアメリカ大陸横断レースに挑む……という物語です。
このレースの序盤、津田さんが演じたリチャード・リースマンは参加レーサーの中では珍しい常識人として登場します。この時点では温和そうな声色ですが、冷酷無比なアウトローのギル・T・シガーという正体を明かしたあとは、ありとあらゆる手段でレースを妨害。ドスの効いたまさに“ツダケン”声の敵役として大暴れしました。この作品は「dアニメストア」「NETFLIX」「Amazon Prime Video」などで観ることができます。
●『食戟のソーマ 豪ノ皿』ドン・カーマ

原作は「週刊少年ジャンプ」で連載されていたグルメマンガ『食戟のソーマ』(著:附田祐斗、佐伯俊)。最終シリーズとなる『豪ノ皿』では、遠月茶寮料理學園で2年生に進級した幸平創真を始めとする料理人たちが、世界的な料理コンクール「THE BLUE」に挑みます。
津田さんが演じたドン・カーマが活躍するのは第8話「欠けた半月」。多数のサポートメンバーを率いてタクミと創真のコンビと戦うという敵役ですが、そのキャラクターが強烈。タクミの本来の相方である弟のイサミを拉致監禁するほど卑怯なオネエで、津田さんによる粘度の高いオネエ口調をたっぷりと堪能させてくれました。この作品は「dアニメストア」「NETFLIX」「Hulu」などで観ることができます。
●『群れなせ!シートン学園』各話♂(オス)動物

マンガアプリ「サイコミ」で連載中の学園アニマルラブコメ(著:山下文吾)が原作。さまざまな動物が通う私立シートン学園で、動物嫌いの人間とオオカミ少女を中心に、動物ネタを活かしたドタバタ劇が描かれます。
本作の宣伝隊長も務めた津田さんですが、本編では各話に登場する♂(オス)動物役に。第1話ではヒグマのリーダーと食堂の厨房で働くゴリラ、第2話ではイノシシの園芸部部長とアラモサウルスの荒本先生……といった具合に多種多様なキャラクターを担当しており、どのキャラクターを演じているか探し、どう演じ分けているか比べるのも一興です。この作品は「dアニメストア」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」などで観ることができます。
2021年作品では、すでに『オルタンシア・サーガ』のモーリス・ボードレールなどで津田さんの声を聞くことができますが、今年の注目は何と言っても、春からNetflixで独占配信される『極主夫道』でしょう。
本作は元最凶ヤクザの“不死身の龍(たつ)”が専業主夫として活躍するコメディで、原作マンガ(著:おおのこうすけ)は「くらげバンチ」で連載中。その原作単行本のPVへの出演のみならず、実写PVでは監督と主演を、2020年放送のドラマ版ではナレーションを務めてきた津田さんだけに、TVアニメでの“不死身の龍”役は満を持しての登板と言えるでしょう。また今回紹介したような個性派での起用もありえるだけに、もちろんほかのアニメでの出演も要チェックです。
(はるのおと)