絶対的主人公“銀さん”の人生の教訓になる名言5選　ダメ人間なのにカッコイイ！

家族がいない銀さんだからこそしみる“考えさせられる名言”とは

●「ホントに大事なモンってのは、持ってる奴より持ってねー奴の方が知ってるもんさ」

　これはアニメ第42話「みみずにおしっこかけると腫れるよ」で、「万事屋銀ちゃん」に居候している戦闘種族「夜兎族」の少女・神楽（かぐら／CV：釘宮理恵）の父・星海坊主（うみぼうず／CV：速水奨）に対して放った名言です。

「親父と思っているのは俺だけで、あいつは親父とさえ思っていないのかも」と親子関係に悩んでいる星海坊主に、神楽が父を想って書いた手紙を代わりに渡したときの言葉。親が誰なのかもわからず、神楽と星海坊主のようなお互いを想い合う家族が欲しい銀さんが言うからこそ、胸に伝わってきます。

　持っている時はその大切さに気付きづらく、なくなって初めて気付くことがあるものです。この銀さんの言葉を胸に、本当に大事なものが何か、時折考えてみるといいかもしれませんね。

●「人生楽しく生きるコツは、童心を忘れねえことだよ」

　続いて、家族愛を描いたアニメ第6話「一度した約束は死んでも守れ」で、アイドルの寺門通（てらかど・つう／CV：高橋美佳子）の父（CV：中村秀利）に対して放った名言です。

　寺門通の初ライブの日、殺人事件により服役していた父は娘の晴れ舞台を見るために脱獄。紆余曲折あり銀さんとともに会場を訪れます。マネージャーを務める母に「2度と私たちの前に現れないで」と忠告され、へこんでいるところ銀さんにガムを渡され励まされますが「んな、ガキみたいなもん食えるか！」と一蹴されたとき返した言葉です。

　些細な展開のなかで放たれた言葉ですが、筆者の心に強く残っています。自分の周りが大人になって偉くなっていこうとも、子供の心だけは絶対に忘れず人生楽しもう。そう考えさせられ、胸に刻まれた名言です。

●「ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ。発情期ですかコノヤロー」

　最後は『銀魂』といえば、そして“銀さん”といえばこのセリフです。宇宙人（天人）から志村新八（しむら・しんぱち／CV：阪口大助）を助けるため初登場時に放った“迷言”。

　映画『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』では5年後の未来の新八が言い換えているなど、子供の頃の銀さんが高杉晋助（たかすぎ・しんすけ／CV：子安武人）と桂を侍の子供たちから助けた時にも言っていた、同作と切っても切り離せない印象深い“迷言”です。

＊　＊　＊

　以上、名言と迷言をご紹介しましたが『銀魂』といえば、他にも多くの名言がたくさんあります。みなさんの心に残っている言葉はなんですか？

（中島憲太郎）