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TVアニメ版『マクロスF』神回3選 「ご存知、ないのですか!?」

「マクロス」シリーズのなかでも高い人気を誇る『マクロスF』。その完全新作である『劇場短編マクロスF ~時の迷宮~』が、2021年に公開予定となりました。『劇場版 マクロスF 恋離飛翼?サヨナラノツバサ?』以来、10年ぶりの作品です。復習も兼ね、TVアニメ版『マクロスF』本編の神回を3選ご紹介します。

「キラッ☆」と輝く『マクロスF』の神回 恋のトライアングルは不滅!

『劇場短編マクロスF ~時の迷宮~』 (C)2021 BIGWESTMACROSS F PROJECT
『劇場短編マクロスF ~時の迷宮~』 (C)2021 BIGWESTMACROSS F PROJECT

『マクロスF』の10年ぶりの映画作品『劇場短編マクロスF ~時の迷宮~』が、2021年に公開予定となっています。2019年にNHKで放送された「発表!全マクロス大投票」でも、第1位を獲得した人気作品の『マクロスF』。放送当時はダブルヒロインのランカ派とシェリル派で2大派閥ができたほどです。映画の公開に先立ち、この記事ではTVアニメ版『マクロスF』の神回を3選ご紹介します。SNSでも「いつ何度見てもかっこいい」「歌の力ってすごい」と評判です。

●第7話「ファースト・アタック」

 第7話「ファースト・アタック」は、民間軍事プロバイダーS.M.Sに入隊した早乙女アルト(さおとめ・あると/CV:中村悠一)の初陣と、銀河の妖精とうたわれる歌手、シェリル・ノーム(CV:遠藤綾 / 歌 :May’n)のライブが描かれる回です。「マクロス」シリーズの醍醐味である歌とバトルの融合に、高い評価が集まりました。

 母艦であるマクロス・ギャラクシー船団が謎の地球外生命体・バジュラに攻撃されるなか、マクロス・フロンティアでのさよならライブを決行するシェリル。一方、S.M.Sに入隊したばかりのアルトは、ギャラクシーを助けるため初の出撃に臨みます。シェリルのライブを見にきたランカ・リー(CV・歌:中島愛)は、一緒に来るはずだったアルトを心配しますが、ライブ終盤で「あなたにも、一緒に歌ってほしいの」というシェリルの呼びかけに応えて――?

 シェリルの歌と迫力あるバトルシーンが見事に融合した第7話。「みんなー! 文化してるー?」「あたしの歌を聴け!」といったこれまでの「マクロス」シリーズをオマージュしたセリフに加え、疾走感のあるシェリルの『射手座 午後九時Don’t be late』が戦闘シーンの臨場感を高め、マクロスファンにはたまらない回といえるのではないでしょうか。オズマ・リー(CV:小西克幸)やミハエル・ブラン(通称:ミシェル/CV:神谷浩史)たちの手慣れた戦闘ぶりと、アルトの初陣らしい戸惑いも印象的です。最初は気丈にふるまっていたシェリルが、感極まりランカとデュエットする『インフィニティ』も、圧巻のミサイル発射シーンを盛り上げています。

●第12話「ファステスト・デリバリー」

 第12話「ファステスト・デリバリー」は、人質に取られてしまったアルトとシェリルを助けるため、ランカとミシェルが命がけで惑星・ガリア4に飛んでくる回です。ランカの代表曲『星間飛行』と共に、曲中の決めポーズ「キラッ☆」の強いインパクトが、視聴者の間で話題になりました。

 ランカのファーストライブを明後日に控え、一喜一憂するクラスメイトの松浦ナナセ(まつうら・ななせ/CV:桑島法子)とルカ・アンジェローニ(CV:福山潤)。一方、アルトは慰問ライブに向かうシェリルを惑星・ガリア4まで護衛していました。しかし、シェリルが体調を崩して歌えなくなったことを理由に、駐屯していた第33海兵部隊の一部が反乱を起こします。シェリルたちを人質に取り、反乱を有利に進めようとしますが、そこにランカを乗せたミシェルのバルキリーが現れて――?

 第12話で流れた『星間飛行』と「キラッ☆」のポーズは、80年代風の歌詞やポーズに見られる懐かしさ、インパクトの大きさや真似しやすさが重なり、放送当時はかなり流行しました。また、第33海兵部隊の副長から発せられた「ご存知、ないのですか!? 超時空シンデレラ、ランカちゃんです!」はネットの流行語に。ランカ登場前後のシーンを加えた空耳動画や、他のキャラクターに「キラッ☆」のポーズを取らせるファンアートが数多く作られ、こうしたことがきっかけで『マクロスF』を知った方もいるのではないでしょうか。当時新人声優だった中島さんの初々しさも、ランカの素朴さを自然と表現しています。ステージ後、アルトとふたりきりで帰る甘酸っぱい『星間飛行』も、胸をくすぐられるポイントです。

●第20話「ダイアモンド・クレバス」

 第20話「ダイアモンド・クレバス」は、ミシェルとクラン・クラン(CV:豊口めぐみ)の恋が大きく動いた回です。その急展開に、「放心した」「鳥肌が立った」と高い評判を得ています。また、歌手活動を諦めようとしていたシェリルの独唱にも注目です。

 よろけたシェリルを抱きとめたアルトを、偶然見て誤解してしまうランカ。ミシェルに「お前の恋はどこにある!」と問いかけるクラン。ふたつの恋が佳境を迎える一方で、フロンティアでは突如小型のバジュラが大量発生していました。ランカは不安定な気持ちのまま歌い始めますが、バジュラの攻撃は止まりません。S.M.Sにも死傷者が出る絶望的な状況で、クランは自分が巨大化(ゼントラン化)して戦うことを選びますが――?

「こんなときだから」とミシェルに告白し、「死ぬのが怖くて、恋ができるかー!!」と走り去ったクラン。その覚悟はプレイボーイのミシェルにも伝わったようで、アルトに「人を本気で好きになるのは命がけなんだな」とつぶやきます。一方で、シェリルは不安におびえる人々のために避難所で『ダイアモンド クレバス』を独唱。「あたしは絶望のなかで歌ってみせる」とひとり歌い上げる姿に、当時も感動の声が集まりました。そしてその歌をバックに、場面はもう一度S.M.Sに戻ります。クランのゼントラン化を守るミシェルたちでしたが――。特殊エンディングと共に、この回の結末はご自身でご確認ください。

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 TVアニメ『マクロスF』は、「dアニメストア」「Netflix」「Amazonプライム」などで見ることができます。

「マクロス」シリーズの映画作品は、「作品世界の史実にもとづいたフィクション」という位置づけになっており、劇場版とTV版では設定が異なることも。その違いを楽しむためにも、公開前に本編を復習してみてはいかがでしょうか。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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