マグミクス | manga * anime * game

大分県日田市の『進撃の巨人』聖地化がすごい。駅前にリヴァイ兵長、「はじまりの場所」も…

累計部数1億部以上を誇るマンガ『進撃の巨人』は、作者・諫山創さんが描くダークファンタジーマンガです。諫山さんといえば大分県日田市の出身ですが、現在その日田市が「聖地化」していることをご存知でしょうか。ファンにはこのうえない進撃スポットが目白押しです!

大山ダムで「はじまりの場所」を再現!?

諫山創さんによる大人気コミック『進撃の巨人』33巻(講談社)
諫山創さんによる大人気コミック『進撃の巨人』33巻(講談社)

 大ヒットマンガ『進撃の巨人』の作者・諫山創さんが生まれ育った大分県日田市では、諫山さん本人の想いと市民有志によって動き出した町おこしプロジェクト「進撃の巨人 in HITA ~進撃の日田~」を実施しています。日田市でしか見られない“進撃の日田スポット”はもちろん、限定グッズやメニューが並ぶ“進撃の日田コラボ”なども展開中。もはや日田市が捧げる“進撃愛”は『進撃の巨人』の聖地になる勢いです。

 たとえば、日田市では過去に2度の銅像プロジェクトを実施しており、第1弾は大山ダムにエレン・ミカサ・アルミンの少年期の銅像が。第2弾では日田駅前広場に、リヴァイ兵長の銅像が建てられました。特に前者は大山ダムの壁面をウォール・マリアに見立てて、初めて巨人が襲ってきた「はじまりの場所」を忠実に再現。ダムの壁面を前に唖然とする3人の姿は、大型巨人を目の当たりにした場面を彷彿とさせています。

 しかも再現されたのは、「はじまりの場所」だけではありません。2020年9月にはスマホゲーム「進撃の巨人 in HITA」の配信がスタートし、GPS位置情報型アクションゲームという形で“巨人襲来”が再現されました。日田市を舞台に「接近ゲーム」「討伐ゲーム」が楽しめるほか、日田市の特定の場所に行くとアプリ上に実物大の巨人ARが現れる仕掛けです。

 新しいAR名所は随時アップデートされているようで、最近では奥日田エリアで「進撃の巨人VS鎧の巨人」のバトルが勃発、日田駅前広場では「獣の巨人」が現れるように。ちなみに現在は日田市に行かなくてもプレイできるエリアフリーモードを展開中なので、国内どこでもアプリを利用できます(ただし、所定のAR利用には日田市エリア現地GPS情報が必要)。

 その他にも、日田市の至るところに『進撃の巨人』のキャラパネルが設置されていたり、飲食店やお土産屋などではオリジナルグッズやメニューが販売されていたり。2021年3月27日には、貴重な原画や大迫力のオブジェなどが見られる「進撃の巨人 in HITA ミュージアム」が開館しました。『進撃』ファンにとってこのうえない聖地として魅力を増しつつある大分県日田市。感染症対策を万全にとったうえで訪れたいですね。

(マグミクス編集部)

(C)諫山創/講談社 (C)T&S Ltd.

【画像】日田駅前に立つ「リヴァイ兵長」と、開館した「進撃の巨人ミュージアム」の展示(7枚)

画像ギャラリー