【漫画】スマホが使えない年配男性に、店員の「誠意ある」対応とは? 素敵な結末に涙
ある携帯電話ショップで、お客さんとトラブルになった店員の女性は「誠意を見せろ」と言われて困惑していました。誠意とは何だろう? 改めて考えていると、年配の男性が機種変更で来店し……。「誠意とは何か」について問いかけた、みれさんのマンガが素敵な結末です。
売上が求められるなか、「誠意とは何か」を考えた女性店員は…

接客業でお客さんとトラブルになった時などによく言われる「誠意を見せろ」という言葉。ある携帯電話ショップで、店員の女性はこの言葉に困惑していました。「誠意を持って対応してるつもりなのに……」誠意とは何だろう? 改めて誠意について考えていると、年配の男性が機種変更で来店し……。
みれさん(@mire_jp)による創作マンガ『「誠意」について自分なりに考える話』がTwitterで公開されました。売上が求められる一方で、お客さんのことを考えた対応をしたいと考える女性店員の物語に、読者から「素敵なお話」「泣いた」「同じ経験がある」「これが本当の誠意あるサービス」「仕事を通じてお客さんと自分の両方がwin-winにならないといけない」などの声があがりました。
オーストラリア在住で、「第14回コミチ漫画賞」で大賞を受賞した作者・みれさんにお話を聞きました。
ーーみれさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
私は以前から、オーストラリアでの夫婦の日常を絵日記ブログとして発表しています。もっと活動の幅を広げたいと思い、2021年の初め頃に「コミチ漫画賞」というWebのマンガ賞に応募しました。マンガ賞ではありがたいことに大賞とWebでの連載権をいただき、現在連載準備をしています。この経験がきっかけとなり、本格的に「創作マンガ」を描くようになりました。
ーー『「誠意」について自分なりに考える話』は「クニエ漫画グランプリ」に応募された作品とのことですが、このお話を描こうと思ったきっかけを教えて下さい。
私はテーマがないとマンガが描けないので、マンガの練習のためにも、できるだけテーマが設けられているマンガ賞に作品を応募するようにしています。
「クニエ漫画グランプリ」では、他にも「貢献」や「仲間」などのテーマがあり、どのテーマもなんとなくですが口頭で説明ができたのですが、「誠意」だけは説明ができないことに気付きました。自分自身でも「誠意」の意味を再確認する意味も込めて、この作品を描くことを決めました。

ーー「誠意」という言葉では説明しにくいテーマを扱っていますが、今回のマンガを描くにあたって心がけたことなどはありますか?
お話の流れをとても大切にして描きました。具体的には、一般的に皆様が感じている「誠意」という言葉を使うであろう状況から、辞書に書いてある「誠意」の意味を再確認して、そこから主人公が「誠意」の意味について自分で考える……といった流れです。「誠意」の意味を誰かに押し付けられるような流れにしたくなかったんです。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「感動した」「涙が出てきた」といった共感のお声をいただけたことがとても印象に残っています。温かい感想をいただけてとてもうれしいです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
人は誰でも何か「悩み」や「葛藤」などを抱えていると私は思っていて、私のマンガでは主人公たちが「悩み」や「葛藤」について考えて、自分の力で前に進んでいく、そんなマンガを描いていきたいと思っています。
現在私は、「コミチ」さんとマンガアプリ「comico」さん同時配信の縦スクロールマンガの連載の準備をしているので、そちらも楽しみにしていただけるとうれしいです!
(マグミクス編集部)