20年前、子供たちがお年玉で買ったゲームは? 次々と発表されるタイトルに計画が崩れる!
コントローラーさえ持っていれば『スマブラDX』を買う必要はない?

PS2とGCはいずれもテレビにつなげる家庭用ゲームハードでしたが、それぞれの人気タイトルを見比べてみると、遊ばれるシーンや対象人数は同じでないことが分かります。
もちろん、2002年下半期にはGCからも『スーパーマリオサンシャイン』や『ゼルダの伝説 風のタクト』など、今でも愛される名作3Dアクションゲームが発売されますが、20年前の1月、GCで最も注目を集めていたタイトルは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(以下、スマブラDX)でしょう。
発売こそ2001年11月下旬でしたが、リリースから1か月強で2001年の年間ゲームソフト売上ランキング上位に食い込んでいることからも、その人気の高さが分かります。
『スマブラDX』を購入するかどうか……子供たちを悩ませたポイントは「友達の誰かが買ってくれさえすれば自分が購入する必要はない」計算もあったのではないでしょうか。コントローラーのみを購入することで、以降に発売される『マリオパーティ4』『マリオカート ダブルダッシュ!!』も、友達の家で”タダ乗り”するように遊ぶこともできてしまえるからです。
ここまで2大ゲームハードのタイトルを紹介してきましたが、それ以上に2002年に最も売れたゲームソフトはゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター ルビー・サファイア』ですし、マイクロソフトが2001年に発表したXBOXにお年玉を使った子供も多かったでしょう。
お年玉は子供にとって目がくらむほどの大金です。センスや計画性が試される幼少期のチョイスは、今後のゲームライフにも多大な影響を及ぼしやすい、と考えることもできそうです。
(ふみくん)