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『鬼滅の刃』亡くなった家族が炭治郎を助ける4つのシーン「俺の家族を侮辱するなァアアァアアア」

ピンチを救ってくれる家族の言葉

家族を失った炭治郎と禰豆子には新しい仲間ができた (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
家族を失った炭治郎と禰豆子には新しい仲間ができた (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

●悲しすぎる家族との二度目の別れ

「無限列車編」で炭治郎は、下弦の壱・魘夢の血鬼術によって、鬼に襲われなければ続いていたであろう家族との貧しいながらも楽しい日々の「夢」のなかに閉じ込められそうになります。弟や妹の笑顔、母の優しさに幸せを感じつつも、違和感に悩む炭治郎。そして、それが鬼による攻撃だと気付いたとき、彼は幸せな夢を断ち切り、厳しい戦いなかに戻ることを選びます。

 一度でもつらい家族との別れを、また繰り返さなくてはいけない炭治郎。それが夢だと分かっていても苦しさは変わらないでしょう。「置いていかないで」と泣く末っ子の六太の声に、どんなに振り返って駆け出したかったか……。その後、現実に戻る方法を探す炭治郎の背に現れた父から「炭治郎 刀を持て 斬るべきものは もうある」という助言を得、血鬼術を破って魘夢を倒したのです。

「無限列車編」での家族の登場は、失ってしまった大切なものを炭治郎に再認識させ、鬼を倒すという自分の成すべきことをより明確にしました。

●禰豆子を鎮める母の歌声

「遊郭編」では、母と竹雄、花子が炭治郎と禰豆子を助けます。

 上弦の陸・堕姫(だき)の非道な所業に目から血の涙を流すほど憤怒した炭治郎は堕姫を追い詰め、ついに頸を斬るかと思われた時でした。炭治郎の脳裏に妹の花子が現れ「お兄ちゃん 息をして!」と訴えたのです。怒りで息をするのも忘れるほどの勢いで攻撃していたため、炭治郎は気付かないうちに「命の限界」を迎えようとしていました……。

 花子の言葉でやっと呼吸を再開したものの、激しくむせる炭治郎に堕姫が襲い掛かりました。それをすんでのところで助けたのは禰豆子です。禰豆子もまた激しい怒りに突き動かされ、身体を刻まれてなお堕姫に立ち向かいました。自分の身を顧みずに他人のために怒る禰豆子のことを「いつか大切なものを失くしてしまいそう」だと心配していた弟の竹雄は、禰豆子の鬼化が進むなか、炭治郎に助けを求めます。「兄ちゃん助けて 姉ちゃんが姉ちゃんじゃなくなる」と。

 圧倒的な強さで堕姫を追い詰めた禰豆子ですが、鬼化はますます進み、人間を襲おうとするほどに……。炭治郎が羽交い絞めにしてもなお暴れ狂う禰豆子の心を鎮めたのは、幼い頃、母が歌ってくれた子守り歌でした。母の微笑みや手のぬくもりを思い出して、幼女のように声をあげて泣いた禰豆子は、やっと正気を取り戻して眠りました。

 意識を失っていても、正気を失っていても、いつも炭治郎と禰豆子の心には家族の存在があったのでしょう。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記

(山田晃子)

【画像】母、竹雄、花子が助けてくれる「遊郭編」が収録されている巻(5枚)

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