【漫画】街で見つけた昔ながらの駄菓子屋さんは、子供でいっぱい!「エモすぎて泣いた」
大塚みちこさんが友人とドライブ中、子供たちでにぎわっている駄菓子屋さんを見つけました。懐かしい光景に、「まだこの世界が残っていたんだ」と感激し……。昔ながらのお店でのエピソードにほっこりします。
優しい店主と子供たちでにぎわう駄菓子屋さん!「懐かしい光景」
大塚みちこさん(@mt_mitty)が友人とドライブ中、子供たちでにぎわっている駄菓子屋さんを見つけました。立ち寄ってみると、そこにはくじ引きで盛り上がっている子供たちの姿が。懐かしい光景に、大塚みちこさんは「まだこの世界が残っていたんだ」と感激し……。
昔ながらの駄菓子屋さんでのひとときを描いた、大塚みちこさんのエッセイマンガがTwitterで公開されました。温かいお人柄の店主のもと、子供たちが集まって楽しむという、今ではあまり見られなくなった光景に、読者から「懐かしい」「エモすぎる」「人の良いところを凝縮したようなマンガ」などの声があがりました。Twitter投稿には7000件を超える「いいね」が集まっています。
作者の大塚みちこさんに、お話を聞きました。
ーー今の時代には貴重な駄菓子屋さんのエピソードにほっこりしました。大塚みちこさんが子供の頃も、駄菓子屋さんによく行っていましたか?
近所に駄菓子屋さんがあったので小学生の頃めちゃくちゃ通ってました。小さな商店なんですけど、私が生まれる前は1回10円のレトロなゲームが何台か置いてあったり、もんじゃ焼きをやってた時代もあったそうで、子供だけでなく親やご近所の人たちみんなに愛されていたお店がありました。
おばちゃんがご高齢ということもあって2021年に閉店してしまったと聞いた時は、仕方ないですがやっぱりものすごく寂しかったですね。でもあの頃の思い出は今でもものすごく鮮明です。
ーーお店の方が温かくて素敵ですね。お話されての感想を改めてお聞かせ下さい。
私も近所にこんなお店があったので、懐かしいだけじゃなく、今でもこんなに息づいてる駄菓子屋さんがあることそのものがうれしく、本当の意味で懐かしくて、タイムスリップしたんかと思ってしまうくらい心が温かくなりました。
また、小学校やご近所の方がこの場所を大切に思ってくれていることも感じて、目の前にスーパーやコンビニもあるのに、ここに買いに来てくれるのはきっとこのお店の雰囲気やご夫婦のお人柄の良さがあるからだろうなぁと思いました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
同じように懐かしがって下さる方がとても多かったのが何だかうれしく、ほっこりしました。「子供たちにとって駄菓子屋さんはやっぱりあってあげてほしい場所だよね」とか、「小学校のそばに1か所作るとか、そんな法律があればいいのに(笑)」とか、読んで下さった方のほとんどが「子供たちにこういう素敵な場所を作ってあげてほしい」という思いがあふれているように感じました。
ーー昔ながらのお店がどんどん少なくなってきていますが、このようなお店への思いについて教えて下さい。
近年のお店や建物はどんどんきれいに建て直されてますが、どこも同じになってしまって“哀愁”がなくなってしまったような寂しさを感じていました。
なので、どこか昭和感のただよう空間やお店、町並みや商店などを発見すると「まだ残っていたのね……」と、つい足を止めてしまい、懐かしくて心がほっと安心している自分がいます。きれいさや便利さよりも「人がそこにいる安心感とぬくもり」を求めているのかもしれませんね。
ーーTwitterで精力的にマンガを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?
全部個人的な趣味ですので、自分がほっこりしたり、ときめいたりした瞬間を日記に残しているだけなのですが、なくなりつつあるものに対してはやはり大事にしたい気持ちが大きいので、せめて自分は忘れないようにしよう、ぬくもりを大事にして生きていこうと思っています。
ーー現在のご活動について教えて下さい。
現在はぶんか社の4コママンガ雑誌「主任がゆく!スペシャル」にて『それいけ!せっぷく丸』を、「comicタント」にて『学童ゆるゆる日記』を連載しています。『それいけ!せっぷく丸』は日本の伝統工芸や伝統文化がモチーフのゆるゆるほっこりなマンガになっており、『学童ゆるゆる日記』は、自身の支援員経験から子供たちとのかわいいい関わりや素敵な瞬間などを描いたほっこり日記のマンガになっております。
書籍はイースト・プレスより実録エッセイマンガ『泣きながらがんばるあなたへ。』が発売中です。BOOTHでは実録の日記を随時本にしておりまして、現在は『うちのおばあワン』『夜行バスで出会ったしらんばあちゃんとなんばに遊びに行った話』『もう婚カツなんてしないなんて言わないよズェッタイ』などなど発売中です。よかったら読んでみてくださいね!
(マグミクス編集部)