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「ダメ」扱いだけど有能なキャラ5選!戦闘力も人間力も一般的にはすごすぎ!

失敗や勘違いは当たり前。やる気を出しては空回り。それどころか、せっかく物事が上手く行っているところで足を引っ張ってしまう。そういうキャラはよく「ダメキャラ」と呼ばれますが、実は有能なのになぜかダメ扱いされてしまう不憫なキャラも多くいます。彼らの真のポテンシャルと、なぜダメ扱いされてしまうのか、その理由に迫りました。

ダメどころか大人の魅力あふれるエリートな男

ひろしが主人公のスピンオフ『野原ひろし 昼メシの流儀』1巻(双葉社)
ひろしが主人公のスピンオフ『野原ひろし 昼メシの流儀』1巻(双葉社)

「冴えない」「仕事ができない」「華がない」「負けてばっかり」など、マンガのなかにはついダメ扱いされてしまう不憫なキャラたちが存在します。しかし彼らは本当にダメなのか? 普通に考えれば十分優秀なのでは? そんなキャラたちを紹介します。

●『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし

 まずは『クレヨンしんちゃん』の野原ひろしです。双葉商事営業部の係長として日々仕事を頑張る35歳のサラリーマンですが、家ではしんのすけやみさえから「足がくさい」「万年係長」「安月給」などとイジられることも多いです。野原家の男に共通する「キレイなおねいさんについデレデレしてしまう」という弱点によって、みさえからゲンコツやグリグリのおしおきもよく受けています。

 そんなひろしですが冷静に考えると、カスカベに一戸建ての家を購入し、マイカーも持ち、妻とふたりの子供と愛犬を立派に養っているかなり立派な人物です。Twitterなどでは、たびたび「野原ひろしは平均よりだいぶ上のサラリーマン」と話題になります。

 仕事では部長からよく無茶ぶりをされますが、決してノーとは言わず、会議、ゴルフ、接待などあらゆるミッションを成功に導いています。家でも腰痛という爆弾を抱えながら、体を張ってしんのすけやひまわりとの遊びに全力投球。今や理想の上司やパパとして、名前が挙がるほどの立派なキャラになっています。劇場版でのカッコよさも、おなじみとなりました。

●『名探偵コナン』の毛利小五郎

『名探偵コナン』の毛利小五郎も、作中ではダメ扱いされがちなひとりです。グータラな性格から普段の家事は娘の蘭に任せっきり。本業の探偵として推理をしても見当違いな予想ばかりで「犯人はあなただ!」と断言した直後に「いや、私アリバイありますけど」などと反論され、コナンが「やれやれ」と呆れるシーンはお約束のパターンです。

 ただしこの男も、やるときはやります。コナンの推理に助けられ、「眠りの小五郎」として有名になってはいますが、起きていてもコナンの助言で徐々に真相に近づける基本能力は備えており、時々コナンよりも先に事件の犯人にたどり着くこともあります。

 普通に考えれば、殺人事件の現場に遭遇して、冷静に捜査ができるだけでもすごいことです。また柔道の達人という一面もあり、作中では犯人相手にたびたび見事な一本背負いも披露しています。他にも刑事時代には射撃の腕前がピカイチだったエピソードも語られており、ポテンシャルを見れば主役を張ってもおかしくない優秀さ。蘭が危ない時に見せる、愛情深い父親としての顔もかっこいいです。

【画像】もうダメとは言わせない!不遇な男たちの活躍が詰まった作品(5枚)

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