表紙だけで買いたくなるマンガ!キラキラ加工に秀逸なパロディ こだわりに驚き!
中身はわからないけど、パッケージのデザインに一目ぼれして買ってしまう「ジャケ買い」。音楽や書籍のデジタル配信が広がるなかでも、その感動は薄れることはありません。今回は、思わず「ジャケ買い」したくなるような表紙の工夫がすごいマンガを紹介します。
壁に飾りたくなる表紙

マンガ界でもどんどんデジタル配信が広がって久しいですが、紙媒体ならではの、実際に手に取って目で楽しむ感動も決して薄れることはありません。そんななか今回は、マンガの表紙に注目、ずっと部屋に飾っておきたくなるほど工夫がすごい作品を紹介します。
●全部集めたくなるシリーズ
まずは、1994年から2001年まで、『ビッグコミックオリジナル』で連載された名作『MONSTER』です。完全版『MONSTER』は、全9巻をすべてつなげると、壁に写真を飾ってある美しい絵が完成します。このパターンは『ドラゴンボール』の背表紙や『ぬらりひょんの孫』など、ほかの有名作品でもよく見られるものではありますが、ある程度巻数を重ねないと実現できないため、決してどの作品でもできることではありません。絵の美しさと人気作品の重みが感じられる逸品です。
また、全巻すべてをつなげなくても、シリーズの一部でそうしたパターンを実施している作品もあります。例えば『ハヤテのごとく』の23、24巻では、2冊をつなげると、メインヒロインのナギを中心に人気の美少女キャラたちが並ぶワイドな絵が完成します。同じパターンで『ONE PIECE』の21、22巻をつなげると、麦わらの一味とクロコダイル率いるバロックワークスの面々が対峙する絵になるのもファンを熱くさせました。
●豪華すぎて壁に飾りたくなるシリーズ
単行本の表紙は作品の顔であるため、もちろんどの作品にも力が入っています。そのなかでも、ひときわ豪華感あふれるものがあります。例えば『ジャンプスクエア』で連載されていた『プラチナエンド』の表紙は、美しいイラストはもちろんですが、それを引き立たせるホログラム加工がキラキラ感満載で、すぐにジャケ買いしたくなる逸品です。
また、このキラキラをタイトル部分で活かしたのが、『鋼の錬金術師』です。各巻ごとにタイトルの文字の色が変わるのが特徴でしたが、最終巻の27巻では宝石をちりばめたようなキラキラぶりで、部屋に置いておけばゴージャス感が増しそうな巻です。
また『宇宙兄弟』も星型のキラキラした加工がよく表紙に施されており、読む前からワクワク感を高めてくれます。