主人公は「ゼルダ」じゃないの? 名作ゲーム『ゼルダの伝説』勘違いあるある4選
あの強敵に潜む、意外な勘違い

●「ボスって、『ガノンドルフ』だっけ?」
『ゼルダの伝説』シリーズのほとんどで、緑の服を着た少年が主人公となり、王家の血を引くゼルダ姫が物語の重要な役割を担います。が、先程お伝えした通り、作品ごとに別人である場合がほとんどで、各主人公に至っては繋がりもはっきりとしません。
そんなふたりと肩を並べるくらい、本シリーズにとって欠かせない重要な人物がいます。それは、世界を我が物にせんと企む「ガノンドロフ」。ゼルダたちと違い、このガノンドロフは基本的に同じ人物で、時代を越えてたびたび世界を危機に陥れます。
シリーズ全般における「悪の象徴」といった存在でもあるガノンドロフですが……印象深い立ち位置や振る舞いとは相反して、「ガノンドルフ」と呼び間違えられることが多々あります。
間違えられる理由は、「~ドロフ」という呼び名に馴染みがなく、「ルドルフ」などの聞き覚えがある一般的な名前に引きずられてしまうためといった説や、同じく任天堂の『スターフォックス』シリーズのボス「アンドルフ」と混同されたのでは、といった見方などがありますが、はっきりとした理由は不明です。
迫力満点のボスだけに、名前を間違われてしまうのは少々残念なところ。もし覚え間違えをしていた方は、これを機にこっそり記憶を修正しておきましょう。
●「『ゼルダの伝説』って、1本の長いお話なんだよね?」
シリーズ作と一口にいっても、世界観的に直接の繋がりがなく、個別の世界として描かれるケースもあります。ナンバリング間の繋がりが全体的に薄い『ファイナルファンタジー』シリーズなどが、その代表例です。反面、『バイオハザード』シリーズのように、時系列が連続する同一世界を描く場合もあり、そのスタイルはシリーズ作ごとにさまざまです。
『ゼルダの伝説』シリーズは後者に近い形ですが、大きな1本の流れのなかに各作品があるわけではなく、その形は少々入り組んでいます。まず原点はひとつで、作品の時系列において最も古いのは『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』。ここから、シリーズの歴史が展開していきます。
しかしその歴史は、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』をきっかけに大きく変化。「勇者が敗北した時代」「勇者が勝利した子供時代(聖地を守り抜く)」「勇者が勝利した大人時代(ガノンドロフ封印)」と、この時に3つの時代へと分岐します。
ここで分岐した世界はパラレルワールドのような扱いになり、いずれもその時間軸における歴史として紡がれました。そのため、現時点では「正史」のような扱いはなく、どれも『ゼルダの伝説』シリーズの歴史ですが、同時に独立した時間軸の物語でもあるのです。
シリーズ展開としてはやや特殊な部類ですし、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は今のところこの流れに組み込まれていないため、今後の歴史はさらに複雑化するかもしれません。ともすればややこしくもありますが、それだけ世界に奥深さがあるともいえるでしょう。
ちょっとした思い違いから予想外の設定まで、『ゼルダの伝説』シリーズの「勘違いあるある」は作品に負けない意外性があります。勘違いの修正も大切ですが、間違いそのものを楽しんでみるのも一興かもしれません。
(臥待)




