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『ガンダム』地球連邦軍の戦闘用艦艇たち 「やられ役」から勝利に貢献?

作中で主役級の活躍、地球連邦軍の最新鋭艦

『機動戦士ガンダム』で活躍したホワイトベースを1700分の1スケールで再現した、「輝艦大全 機動戦士ガンダム 1/1700ペガサス級強襲揚陸艦2番艦 ホワイトベース 約155mm ABS製 塗装済み可動フィギュア」(BANDAI SPIRITS)
『機動戦士ガンダム』で活躍したホワイトベースを1700分の1スケールで再現した、「輝艦大全 機動戦士ガンダム 1/1700ペガサス級強襲揚陸艦2番艦 ホワイトベース 約155mm ABS製 塗装済み可動フィギュア」(BANDAI SPIRITS)

●ペガサス級強襲揚陸艦

 ペガサス級強襲揚陸艦は、地球連邦軍で初めてモビルスーツの運用能力を保有した軍艦です。単独での大気圏突入能力を持ち、ミノフスキー・クラフトを使用した飛行能力により地上での運用も可能な多用途性を兼ね備えています。武装は主砲として52cm(58cm、88cmの説もあり)連装砲を2基、連装メガ粒子砲を2基、連装機関砲を18基、ミサイルランチャーを40基備えており、砲戦に対応可能なだけでなく、同時期の連邦軍の艦としては破格の対空戦闘能力を付与されています。

 また、艦全体がブロック化されており、大規模整備時にはブロックごとの分割整備が可能で、破損部分を即時切り離すことも可能です。

 もともとは宇宙戦闘機「セイバーフィッシュ」の母艦となる予定でしたが、連邦軍のモビルスーツ開発プロジェクト「V計画」に連動し、モビルスーツの運用母艦として設計が見直されたという経緯があります。

 モビルスーツの搭載数は諸説ありますが6機から15機程度とされています。ペガサス級のなかでも最も目覚ましい活躍をした2番艦「ホワイトベース」ではRX-78-2ガンダム、RX-77ガンキャノン、RX-75ガンタンクが1機ずつに加え、Gファイター(コア・ブースター)2機やガンペリーなどの航空機も運用されました。

 格納デッキではガンダムとGファイターの換装作業なども行われていたため、それなりにスペースの余裕があることも確認できます。モビルスーツの運用はこの時期の地球連邦軍にとっては未知数であり、予測不可能な状況に対応するためにスペースを多めに確保していたと思われます。

 建造数としては7艦が確認されており、うち5番艦「グレイファントム」は改装を受けペガサス級改2番艦としてOVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場しましたが、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』9話で同型艦の「スタリオン」とともにGP-02の核攻撃に巻き込まれて爆沈の憂き目を見ています。7番艦「アルビオン」は数多の改装を受けOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場し、主人公コウ・ウラキたちの母艦として運用されました。

(早川清一朗)

【画像】MS発進デッキが光る! 再現された「ホワイトベース」(6枚)

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