『特攻野郎Aチーム』の濡れ衣は晴れた? 驚くべき結末と「本当の最終回」
ベトナム戦争中に濡れ衣を着せられ、追われる身となったAチーム。番組の柱である設定はその後どうなったのか? 最終シーズンでたどったAチームの運命を解説します。
意外と知らない?「特攻野郎Aチーム」の結末

『特攻野郎A』チームは、4人の「Aチーム」が人助けをする1話完結型の海外ドラマです。『ナイトライダー』『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』『冒険野郎マクガイバー』と並ぶ80年代の人気番組で、2010年には映画版リメイク『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』が公開されました。
ストーリーは単純明快。ベトナム戦争に従軍していたAチームは濡れ衣を着せられ当局に逮捕されますが、刑務所を脱獄して地下に潜ります。そして憲兵隊に追われながら毎回人助けをしていくのです。
ところでその濡れ衣について、皆さんどんな結末をたどったか覚えているでしょうか? 答えはなんと……「銃殺刑」でした。そう、二転三転する状況のなか、Aチームの面々にはついに極刑が下ってしまったのです。
それではなぜ、そんなことになったのでしょうか?
発端は一件のハイジャック事件でした。とある人物が人質のなかに紛れており、その人物を救出するよう謎の男「ストックウェル」に依頼されたのです。
もともとAチームはベトナム戦争時代に、上官の「モリソン」の命令で銀行を襲撃しています。しかしモリソンは戦死してしまい、Aチームが独断で銀行を襲撃したことにされてしまいました。目撃者のひとりでもいればAチームの罪は軽くなり、本来はモリソンが刑に服したはず……。
これがストーリーの背景となる濡れ衣の部分です。以来Aチームは憲兵隊から逃れつつ人助けをしてきたわけです。
ストックウェルが救出を依頼したのは、まさにその銀行襲撃事件の真相を知る元軍人で、戦死したと思われていた人物でした。
「これで濡れ衣が晴れる!」……そう信じ、救出した彼とともに軍事法廷に出廷したAチーム。しかし現実はさらなる困難を彼らにもたらします。
なんと証人が突然偽証をはじめたり、実はモリソンに後ろ暗い秘密があったりしたことなどが発覚し、Aチームがモリソンに「正義の鉄槌を食らわせた」ことが認定されてしまったのです。
もちろんそんな事実はありません。しかし状況証拠と、彼らがこれまでしてきた人助けが裏目に出てしまい、モリソンに制裁を加えて殺害したことが軍事法廷の場で結論付けられてしまったのです。
もとから精神病院に入院していたモンキーを除き、ハンニバル、フェイスマン、コングは銃殺刑……。そしてそれは無情にも、とある監獄島で実行に移されてしまいました。しかし……。


