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W杯前に読みたい隠れた傑作サッカーマンガ5選 Jリーグ開幕前の懐かし名作も

『キャプテン翼』『シュート!』『GIANT KILLING』……などなど名作揃いのサッカーマンガには、多くの人に知られるメジャー作品以外にも、読む価値充分の作品が多数あります。今回はそのなかか選りすぐりの5作品を紹介。ワールドカップ前に読んで、サッカー熱を高めましょう。

世代によっても代表作が分かれるサッカーマンガ、あなたの推しは?

『夕空のクライフイズム』1巻表紙(小学館)
『夕空のクライフイズム』1巻表紙(小学館)

 2022年はワールドカップイヤー! そのためか放送中の『シュート! Goal to the Future』など4本ものサッカー関連アニメが展開されていますが、層の厚さならやはりマンガが圧倒的です。

 8月21日(日)に放送されたスポーツバラエティ「ジャンクSPORTS」では、スポーツ名門大学の運動部1400人弱が選んだスポーツマンガランキングのトップ30が発表されました。そのなかで、6位となった『アオアシ』を筆頭に、サッカーマンガは『ブルーロック』『イナズマイレブン』『キャプテン翼』『DAYS』『BE BLUES!~青になれ~』『GIANT KILLING』『エリアの騎士』『ANGEL VOICE』『シュート!』と実に10作品がランクインしています。

 しかしここで挙がらなかった作品でも、名作が多数存在するのがサッカーマンガ。その充実ぶりは、海外日本人選手の数やJ2クラブのスタグルに匹敵するレベルです。そこで今回は上記したランキングに入っていないものの、サッカーファンなら読んでおきたい名作サッカーマンガ5つを紹介します。

●グッとくる話連発のサッカー群像劇『1/11 じゅういちぶんのいち』(全9巻)

 最近ではキーパーが主役の『蒼のアインツ』を連載した中村尚儁先生による『1/11 じゅういちぶんのいち』は、サッカー少年・安藤ソラを軸にしたオムニバスストーリーです。2014年には池岡亮介さんが主演の実写映画も公開されました。

 先述した通りソラが主人公で、1話は中学卒業と同時にサッカーを辞めると決意した彼と、女子日本代表の少女が出会う話。しかし2話はソラが所属するサッカー部のマネージャー、3話はソラと同じ高校のイケメンがメインの話で、ソラを中心とした群像劇となっています。しかし終盤では……ネタバレを避けるため詳述はできませんが、1話単位でもそれぞれ感動的な上に、尻上がりに面白く感じること間違いなし。サッカー好きだけでなく、多くのマンガファンに触れてほしい1作です。

●攻撃サッカー好きなら必読、妙味あふれる『夕空のクライフイズム』(全10巻)

 サッカーファンなら誰もが知る名選手にして、名監督である故ヨハン・クライフ。彼の哲学が大きくフィーチャーされるのが、自身もクライフに心酔する手原和憲先生による高校サッカーマンガ『夕空のクライフイズム』です。

 主人公のドリブラー・今中が所属するサッカー部に新たに就任したのは、クライフの考えに大きく影響され「勝つ為につまらないサッカーをするぐらいなら美しいサッカーをして華々しく終わりましょう!」と語る雨宮監督でした。そんな新監督に率いられたサッカー部の運命は……というストーリーが、理想を追求する美しさとそのなかでの葛藤などが描かれて面白いです。それに加えてさらに、部活ものらしいコミカルな描写や、監督の娘にしてヒロインの雨ちゃんの妙にボリューミィな太もも、ややマニアックなサッカーネタなどクセになる要素も満載。戦術の話などもわかりやすく描かれているため、サッカーに疎い人でも楽しめるはずです。

【画像】超有名作も隠れた逸品も全部面白い、おすすめサッカーマンガ(14枚)

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