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「MP=マジックポイント」←実は違う?「読み方を間違えがち」ゲーム用語

RPGにつきものなのが、魔法や特技などを使うための”リソース”。代表的なものが『ドラクエ』のMPですが、実は「マジックポイント」ではないのはご存じでしたか?「PP」や「WP」など、読み方すら分からないままクリアしてしまうことすらあったRPGの”難読リソース”を振り返ります。

読めないから「エムピー」とか「ピーピー」とか言っちゃうヤツ

『ドラゴンクエスト』forスマートフォン公式プロモーションサイトより (C)1986, 2013 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
『ドラゴンクエスト』forスマートフォン公式プロモーションサイトより (C)1986, 2013 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

 RPGにつきものなのが、主人公たちの体力や魔力、精神力などを表す「HP」や「MP」などのリソースです。英語の頭文字で表記されることが多かったので、読み方が分からなかったり、間違って覚えてしまっていたことはありませんか? 往年の名作ゲームにおけるさまざまな難読”リソース”を紹介します。

●「MP」はマジックポイントではない!?

「ドラクエ」シリーズでおなじみの「MP」ですが、実は「マジックポイント」ではないのをご存じでしょうか。ファミコンでリリースされたシリーズ初期作品の説明書には「マジックパワー」とルビが振られていました。もっとも、シリーズが進むにつれてそのルビもなくなっていきましたので、今となっては「マジックポイント」でもいいのかもしれません。

 余談ですが、同シリーズをモチーフにした公式アンソロジーコミック「ドラゴンクエスト 4コマ漫画劇場」では、『ドラクエIII』の勇者が戦士に「MPはムチムチプリンプリンの略らしい」とデタラメを教えるネタもあったりしました。

●ジョブチェンジに必要だった「C」

『ファイナルファンタジーIII』では、シリーズ初登場となるジョブチェンジを行う際に「C」というリソースが必要でした。これは「キャパシティ」の略で、戦士系→魔法系というように毛色が大きく異なるジョブに変わろうとするほど大きく消費する仕組みでした。

 キャパシティは戦闘を繰り返して少しずつためるもので、こうした制限をかけることで「今ジョブチェンジをするべきか?」と悩む遊びの要素が生まれるようになっていましたが、昨今では逆に制限を弱くして選択の幅を広げることで遊びに幅を持たせているゲームも多く見られます。

●小学生には難読だった「PP」

ファミコンの『MOTHER』はアメリカを舞台にした現代劇で、「思春期の少年少女が力を合わせ、超能力を駆使しながら冒険する」RPGでした。それにあわせて、ファンタジーRPGで「魔法」と呼ばれるものが本作では超能力を意味する「PSI(サイ)」と名付けられていました。

「PP」はPSIを使うために必要な数値で「PSI Power」の略称だというわけです。説明されれば難しくありませんが、当時小学生だった筆者にはなかなかの難読リソースでした。

●緊迫感あふれる「LP」と日本語まじりの「WP」、「JP」

 スーパーファミコン『ロマンシング サガ2』では、LP(ライフポイント)と呼ばれるリソースが目を引きました。戦闘でHPがゼロになるたびに1ずつ減っていき、0になるとそのキャラが死亡(パーティーから永久離脱)してしまうので、緊迫感のあるシステムでした。

「WP」と「JP」はいわゆるMPの代わりで、特技と術を使用するために必要なリソースでした。読み方はそれぞれ「技ポイント」と「術ポイント」の略で、なんと日本語まじり。わかりやすいような、逆にわかりづらいような、なんとも不思議な気持ちになります。

●英語ではなくローマ字表記だった「KI」

 最後に紹介するのはスーパーファミコン『ドラゴンボール 超サイヤ伝説』の「KI」です。かめはめ波や気円斬などおなじみの技を使うのに必要なリソースで、何の略称かと思えば読みはそのまま「キ」。原作の用語「気」をそのままローマ字表記したものでした。

 当時はサイズの小さいフォントで漢字を表記するのがまだ難しかったので、こうなったと思われます。その一方で、原作における「戦闘力」が本作では「BP(Battle Power)」と英語になっていたりするのが、またなんとも紛らわしいリソースでした。

(蚩尤)

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