「原作ファンが涙した」アニオリ描写3選 「神演出」っぷりがスゴい!
サスケの左手をよく見てみると

●『NARUTO-ナルト-疾風伝』第697話
2022年10月に放送開始から20周年を迎えたアニメ『NARUTO-ナルト-』にも、原作ファンが涙を誘われたアニオリ描写が登場します。
注目すべきは、第697話で描かれたナルトVSサスケの戦い。かつてないほどの火花を散らす展開となり、物語終盤でナルトは螺旋丸を、サスケは千鳥を発動して激突するのですが――。このとき、螺旋丸を放とうとするナルトの右手には、自来也をはじめとする仲間たちの手が次々と現れ、螺旋丸を作り始めます。
一方、サスケの左手もよく見てみると、一瞬だけイタチの手が映し出されていました。実はこれらの手の演出こそが原作にはないアニメオリジナルのシーンなのです。
特にサスケの手にたったひとり寄り添ってくれるイタチの演出は、かつて彼がサスケに告げた「お前がこれからどうなろうとおれはお前をずっと愛してる」というセリフを体現しているかのよう。今なおこの演出はファンの心の中に残り続けているようで、ネット上には「イタチだけはずっと味方なのがアツい」「イタチの手が一瞬だけ映る描写にぼろ泣きさせられた」などの反響が相次いでいました。
●『メイドインアビス 烈日の黄金郷』最終話
アニメ『メイドインアビス』は、つくしあきひと先生の同名マンガを原作とした冒険ファンタジー。主人公のリコとその仲間たちが秘境の大穴「アビス」を探索していく物語で、TVアニメ第2期にあたる「烈日の黄金郷」では深界六層「還らずの都」での冒険や出会い、そして別れが惜しみなく描かれていました。
なかでも最終話で描かれたマアアさんとの別れは多くの視聴者が涙したことでしょう。マアアさんはリコたちが辿(たど)り着いた「成れ果て村」の住人で、「まああ」としか喋れないことからリコが「マアアさん」と命名しました。
まるでぬいぐるみのような癒やされるビジュアルと可愛らしい仕草、それらに反してなぜか「尻」だけはやたらとリアルで汚いという、マスコット的な存在なのですが、原作ではいつの間にか消えてしまいます。しかしこれがアニメでは、気を失ったリコに寄り添い、落ちていたメガネを優しくかけ直してあげる演出が施されており、「めちゃくちゃ良い演出」「涙腺崩壊した」などと大きな話題になりました。
原作ファンの涙を誘うアニオリ描写は、原作をしっかり理解しているからこそ成せる演出。作品に対するスタッフの愛が感じられますね。
(ハララ書房)


