え?パチンコになったまさかの懐かしアニメ 「当たり」演出はトラウマ級の衝撃!
パチンコ化で天国と地獄

●『CRベルサイユのばら』 本気でうっとりする「ベルばらリーチ」
2004年、『CRベルサイユのばら』が登場した時、ファンはざわつきました。「オスカル様×パチンコ? ロマンス×パチンコ?」「そんなのありえない、永遠の愛が汚れる……」などなど、嫌悪感をあらわにするファンは多く、原作者の池田理代子先生が「優雅で上品な感じに仕上がり、きっと楽しんでもらえる」と製品発表会でアピールしても、疑念は晴れることなく、ネット上のファンコミュニティや掲示板ではパチンコ化に対する批判が渦巻いていました。
ところが、『CRベルサイユのばら』は、そんな、パチンコ化に対して眉をひそめるファンたちをも、とりこにしてしまったのです。優雅な「舞踏会リーチ」やオスカル隊長の号令でバスティーユ監獄を襲撃する「革命リーチ」、オスカルとアンドレ、アントワネットとフェルゼンが愛を確かめあう名シーンの再現「ロマンスリーチ」などは、ファンも納得の出来栄えでした。
さらに、オープニング曲「薔薇は美しく散る」に合わせて、名場面のダイジェストが流れる最強の「ベルばらリーチ」の美しさも、ため息が出るほど。そして、通常大当り終了後、アンドレが「オスカール!」と叫んで確変に昇格となる演出は、なかなか聞けないこともあってファン垂涎の演出と言われました。
大の『ベルサイユのばら』好きを公言している某芸能事務所の有名女性社長も、仕事前に事務所近くのパチンコ店に並ぶほどハマったそうですし、パチンコ業界でも、この『CRベルサイユのばら』の導入にあわせて女性専用席を設置するなど、女性客獲得に向けたサービス競争が激化したといいます。「ベルばら×パチンコ」という意外過ぎる組み合わせを成功させたのは、ファンの心に寄り添った美しい演出でした。その後、『ベルサイユのばら』シリーズは合計6作が作られる人気となっています。
●『CR一休さん』 懐かしいエピソードに一抹の寂しさ
TVアニメ『一休さん』は、1975年から1982年まで放送され、ピンチを得意のとんちで切り抜ける、一休さんの賢さと愛らしさが大人気でした。パチンコ『CR一休さん』の登場は2004年で、「屏風の虎退治」や「このはし渡るべからず」といった有名なエピソードもリーチ演出になっています。懐かしい一方で、「中央児童福祉審議会推薦番組」でもあったTVアニメのパチンコ化は、驚きでもありました。
この2004年には、前述の『CRベルサイユのばら』も登場していますし、12月には大成功を収める『新世紀エヴァンゲリオン』のパチンコ『CR新世紀エヴァンゲリオン』も登場しています。タイアップ機の認知度が急激に高まった、記念すべき年と言えそうです。
●『CR華原朋美とみなしごハッチ』 疑問がわく謎のコラボ
2005年に登場した『CR華原朋美とみなしごハッチ』では、1970年から1971年に放送されたTVアニメ『昆虫物語 みなしごハッチ』と、デビュー10周年を迎えた華原朋美さんがコラボしています。大当りラウンド中には、華原さんが主題歌をロック調に歌いあげるというサプライズ演出もありました。ほかにも、妖精に扮した実写の華原朋美さんがリーチ画面に登場したり、激熱のカットインとして登場したり、ファンには嬉しい演出も用意されています。
ただ、ハッチやママ、宿敵のスズメバチ軍団、クモのおばさん、カマキチおじさんなど、懐かしいキャラクターとのコラボには、どうしても違和感がありました。さらに、仲間がハッチを助けるために命を落とすと大当りという悲しい演出もあって、「泣けるパチンコ」というコンセプトには合っているものの、なかなか素直にその世界観にひたれなかったのです。
『新世紀エヴァンゲリオン』『ルパン三世』『北斗の拳』『花の慶次』などの大人気ロングラン機種から、はかなく消えた機種までありますが、あなたの心に残っているのは、どのアニメのタイアップ機ですか?
(山田晃子)

