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「満場一致のクズ」「いつ観ても落ち込む」 ヘイト集め過ぎな「胸クソ」キャラたち

「超有名なセリフ」を残した序盤だけの強烈悪役

●『鋼の錬金術師』ショウ・タッカー

ショウ・タッカーが登場した『鋼の錬金術師』第2巻(スクウェア・エニックス)
ショウ・タッカーが登場した『鋼の錬金術師』第2巻(スクウェア・エニックス)

 序盤の短い出番だけで、伝説的な悪役として知られるようになったのが、『鋼の錬金術師』のショウ・タッカーです。

 タッカーは「綴命(ていめい)」のふたつ名を持つ国家錬金術師で、生物と生物を掛け合わせて生み出される合成獣(キメラ)の研究者として有名でした。

 主人公エドワード・エルリックたちがタッカーはの元を訪ねた際には、優しい父親という印象が強い人物で、愛娘ニーナと、愛犬アレクサンダーと暮らしながら研究を重ねる姿が描かれています。

 ところが、実は彼はかつて国家錬金術師の肩書を得るため、自分の妻と獣を合成してキメラを錬成する、という恐ろしい所業を行っていたのです。ショウ・タッカーは国家錬金術師の資格を手に入れてからの研究結果が芳しくなく、資格はく奪の危機に陥っていました。そしてニーナとアレクサンダーを素材としてキメラを錬成するという、恐るべき行為に走ってしまったのです。

 自分の妻のみならず、血を分けた娘や愛犬までも犠牲にしたタッカーの非人道的な行為に関しては「キメラ錬成のくだりは、いつ観てもかなりへこむ」「ショウ・タッカーのエピソードはトラウマ回」など、「胸クソ」を超えてトラウマを植え付けられた、というファンの声も見られます。

 そして、エドがタッカーが作ったキメラの正体がニーナとアレキサンダーだと気付いた際の、タッカーの「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」というセリフと、ぞっとするような表情は作品を読んでいない人も知っているほど有名なネットミームになりました。

(LUIS FIELD)

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