「なんかイケメン化してない?」 実写化で美形になり過ぎ(?)た三枚目キャラ
原作通りじゃなくても高評価!
●『弱虫ペダル』の鳴子章吉(演:坂東龍汰)

実写化作品においてキャラの見た目をを原作通りに再現するのは、2次元特有の髪色や表情、体型などがハードルとなり、困難です。2020年8月に実写映画が公開された『弱虫ペダル』も、派手な髪色やヘアスタイルが特徴のキャラクターが原作通りではなく、「もっと再現度を高くしてほしい」と納得できない原作ファンの声も少なくありませんでした。
派手好きな目立ちたがり屋で、赤い髪色とコテコテの関西弁が特徴のキャラクター、鳴子章吉も原作ファンが再現度を残念に感じていたキャラクターのひとりです。主人公・小野田と同じ総北高校自転車競技部のメンバーで、読者からも人気が高い鳴子について、「赤髪じゃないなんて……」「イケメン過ぎて違和感しかない」と原作寄りのビジュアルを希望するファンの意見がSNSを中心にあふれていました。
また、鳴子を演じた俳優・坂東龍汰(ばんどうりょうた)さんは175cmと高身長ですが、原作の鳴子の身長は165cmと10cmも差があったことも違和感につながっていたようです。
しかし、公開後に作品を鑑賞した原作ファンは「思ってたよりもちゃんと鳴子だった」「声もアニメに寄せてたし、よく見たら不自然ではないくらい髪色も赤かった」と納得している様子でした。SNSではまだ観ていない原作ファンに「安心して観てほしい」とおすすめする投稿も多く、まさにファンも認めるほどの再現度だったと言えるでしょう。
(田中泉)