『薬屋のひとりごと』「モノなし」宦官にも性欲はある 不憫でならない発散方法とは
去勢していたのに結婚できた!

生殖能力がない宦官ですが、実は性欲は残っています。そのため後宮女官と結婚して夫婦同然の暮らしをするものが多くいました。中国ではこの関係を対食(たいしょく)といいます。
「陰茎も陰嚢もない」のにどうするかというと、抱き合うなどして性的興奮に達すると大量の汗をかいたそうです。また女官を満足させるために陰茎を模した「張り型」をつかったという話も聞かれます。性器がないのに性欲だけがあるというのは相当に大変な状態ではないでしょうか。後宮は妃同士の寵愛争いだけでなく、下々の者たちの恋愛問題でドロドロしていたようです。
※以下、アニメ未収録の内容を含みます。
●『薬屋のひとりごと』の改変点
局部をとってしまうと、男性ホルモンが生成されないため声が高くなったり、女性のような体つきになったりしてきます。猫猫のおやじである羅門(ルォメン)は陰茎も陰嚢もとっているため、原作小説ではたびたび「老婆のような」老人と描写されており、アニメでも中性的な老人として描かれています。
しかし壬氏(ジンシ)や高順(ガオシュン)は男性的に描かれています。メインキャラクターだからでしょうか。
実は2023年12月時点のアニメで明らかになっていない設定ですが、『薬屋のひとりごと』において王朝は局部を切除して宦官をつくる制度をやめています。生殖能力を一時的に失わせる薬で去勢して宦官になるというオリジナル設定が採用されているのです。後宮に仕える時だけ間違いがないよう、生殖能力がなければいい、ということでしょう。
以前、手に垂らしたはちみつを舐るよう迫られた猫猫は壬氏の股間を蹴って窮地を逃れようとしましたが、蹴っても「アレが無い」ので意味がないと判断して思いとどまりました。しかし薬を服用している間だけ去勢している壬氏や高順には「ついている」のです。
もしも猫猫が壬氏(ジンシ)の股間にキックをお見舞いしていたら、微妙な感触と共に大きな効果が発揮できたに違いありません。
そのあとはもっと大変なことになったでしょうけど……。
(レトロ@長谷部 耕平)




