「だってオラは」 人間ながら大活躍した『キン肉マン』ジェロニモの凄さとその後
せっかく超人になれたのに? 全盛期は人間時代!?

その後、完璧なマスクの力によって生き返ったジェロニモでしたが、人間であるがために心臓だけがよみがえるのがやっとで、精神は死んだままでした。しかし、その後ジェロニモは超人に転生するために乗り越えるべき「スーパーマンロードの試練」を克服し、ついに超人の神の認めを得て超人へと昇華します。
人間の状態でもなかなかの強さを発揮していたジェロニモが超人になれば、さらに強さが増すかと思いきや、雲行きが怪しくなります。正義のために超人になったはずのジェロニモに、横柄な態度が目立つようになったのです。たとえば自分の身体に勝手に触ったという理由で、まだ幼い子供を叩いて払いのけるという、正義超人とはほど遠い無法ぶりを見せました。人間時代に積み上げた徳を簡単に捨ててしまう行為は文字通り、「人ではない超人になった」という表れなのかもしれません。
それと同時期にジェロニモは対戦のたび、失態を犯す様子が散見されるようになります。「夢の超人タッグ編」ではサンシャインの「呪いのローラー」で片腕を潰され、敵のアシュラマンに捕まって最終的には瀕死の重傷を負いました。
「キン肉星王位争奪編」では物語の終盤まで登場場面がなくラスト近くに出場したものの、あっさりとオメガマンに敗れてしまいます。全盛期が超人ではなく人間時代とは、何だか皮肉な結果です。
「超人」になってから失態が続いたジェロニモですが、人間時代の方が活躍していたという珍しいキャラではありますが、そこがジェロニモの特別な魅力とも言えるのかもしれません。そんなジェロニモですが、『キン肉マン』新シリーズではかつての敵・サンシャインに叱咤されて、超神「ジ・エクスキューショナー」との対戦で熱い活躍を見せました。
アニメ新シリーズで描かれる「完璧超人始祖編」では、ジェロニモは負傷入院する羽目になりますが、その後の活躍までぜひアニメで見たいものです。
(LUIS FIELD)

