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「スイッチ後継機」はどんなゲーム機になる? 性能・携帯性・価格…ニーズと過去実績から予想

価格はどうなる?

リモコン型コントローラー「Wiiリモコン」により、ゲーム経験のないユーザーも操作しやすくなった2006年発売「Wii」(25000円・税込)
リモコン型コントローラー「Wiiリモコン」により、ゲーム経験のないユーザーも操作しやすくなった2006年発売「Wii」(25000円・税込)

●これまでの低価格路線は維持できるのか
「スイッチ後継機」への要望は、性能面はもちろんですが、同じくらい関心度が高いのは「価格」です。PlayStation系やXbox系は、パワフルなゲームも遊べるようにハイスペックを目指す方向で進化しており、そのため価格も高めで推移し、今では6万円前後まで上がりました。

 任天堂の据え置きゲーム機も徐々に値が上がってきましたが、スーパーファミコンからWiiまでは2万5千円前後で抑え、Wii Uのプレミアム版で3万円を突破。スイッチも通常モデルは3万円強を維持し、後発の有機ELモデルも4万円には届いていません。

 スペックの向上を中心に進化したライバル機とは異なり、購入しやすい低価格路線と独自性の高い機能(リモコン型コントローラー、モニターの標準装備、携帯可能な据え置き機等)を目出した任天堂の戦略は、これまでに十分以上の成果を遂げました。

 こうした歩みがあるため、「スイッチ後継機」にも買いやすい価格が求められています。しかし、価格を抑えれば抑えるほど、要望として上がっている「基本性能の向上」が望めなくなります。

 さらに、携帯性を活かすならモニターの標準装備、ソフト資産を活かすなら互換機能の搭載と、開発や生産のコストがかかる要素はいくつもあります。要望の全てを叶えるなら価格はどんどん上がり、価格を抑えるなら性能は低下する──当然の話ながら、非常に悩ましい問題です。

「スイッチ後継機」は400ドルになるのでは、といった予想が出ていますが、これを円に換算すると(1ドル145円で計算)5万8千円になります。現在望まれるゲーム機の性能を踏まえると妥当な価格ですが、同時に「高い」という印象を受けるのも事実です。

 これまでの任天堂は、単なるスペック競争には参加しないスタンスを取ってきました。この路線は、おそらく「スイッチ後継機」でも同様でしょう。一方で、性能の向上も必須かつ急務なので、一定の水準を目指すのも間違いありません。

 その上で、どのラインを落としどころにするのか。これは完全な憶測に過ぎませんが、普及促進を考えれば4万円前後、どれだけ上げても5万円に届かないラインを目指すものと個人的に見ています。5万8千円は、少なくとも日本のゲームファンには少々高すぎる価格です。

 ただし円安の影響を考慮し、日本向けの価格のみ抑える可能性はありますが、海外向けとの差額が大きくなると転売目的での購入が増えるので、それも悩ましいところと言えます。

「スイッチ後継機」の発表自体がまだですが、いずれ何らかの形で登場するのは間違いないでしょう。今回取り上げたようなユーザー側の要望や願いは、どれだけ叶えられるのか。気になる価格面も含め、注目が集まります。

(臥待)

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