1話から「鬱展開」で衝撃的だった冬アニメ3選 「進撃並の絶望感」「冷や汗出た」
たくさんのアニメ作品が制作されている昨今、第1話のインパクトが大きい作品が目立ちます。第1話からすでに、鬱展開を繰り広げる作品も珍しくありません。初回から鬱展開だと、先の展開が余計気になってしまう方もいるのではないでしょうか。この記事では、「1話から鬱展開な2024冬アニメ」を3作品あげていきます。
先行き不安、でも気になる…いきなりの鬱展開に驚き

つらい展開だと分かっていても、鬱アニメにはついつい見てしまう魅力がありますよね。2024冬アニメにも、第1話の時点ですでに鬱展開が繰り広げられる作品があります。今後はハッピーな展開になるのか、それとももっと鬱度が増すのか…ネット上で「スマホ貸すので見てください」「1話から度肝を抜かれた」と評判の、「1話から鬱展開な2024冬アニメ」を3作品、みてみましょう。
●『俺だけレベルアップな件』
今から十数年前、突如こちらの世界と異次元の世界を結ぶ「ゲート」が出現しました。ゲートの向こうには、通常兵器が効かないモンスターたちが存在し、こちらの世界に来て人びとを襲います。そのモンスターたちと戦える能力を持つ者たちは、「ハンター」と呼ばれるようになりました。
ハンターは、その魔力量に応じてS級からE級の6段階にランク分けされます。水篠旬(みずしの しゅん/CV:坂泰斗)はE級のハンターで、その弱さは「人類最弱兵器」と呼ばれるほどです。ある日ダンジョンに参加した旬は、その奥にある部屋に閉じ込められてしまいます。
『俺だけレベルアップな件』は、韓国の同名小説(著:Chugong、韓国版イラスト:Dubu(Redice Studio)/D&Cメディア)を原作としたアニメです。気合いを入れてダンジョンに入ったものの、ゴブリンにわき腹を刺されるほど弱い旬は、パーティーで唯一死にかけます。
D級のダンジョンボスを倒した一行は、その奥にとある扉を見つけ、失踪した父の代わりに母と妹を養うため、旬は危険を感じつつも扉の奥へ進みます。しかし一行は扉の奥に閉じ込められ、逃げようとしたハンターは巨大な石像に瞬殺されてしまうのです。
若くして家族を養うことになり、生まれつきの能力は最低ランクでも、旬はダンジョンに挑み続けるしかありません。何度も死にかけながら必死に生き残ってきた旬ですが、圧倒的に強い石像の前に、第1話から「殺される!」と震え上がります。
周りのハンターたちが次々と殺されていくなか、旬は第2話以降も生き延びられるのでしょうか。第2話も美麗作画ながら、なかなかの鬱展開です。「進撃の巨人」シリーズの音楽を担当した澤野弘之さんが手がける、オープニングテーマにもご注目ください。
『俺だけレベルアップな件』は、TOKYO MX、BS11ほかにて放送中です。「dアニメストア」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」ほか配信サービスでも、順次配信されています。
●『魔女と野獣』

とある目的のために魔女を探している少女、ギド(CV:大地葉)と、そのお目付け役である魔術師アシャフ(CV:森川智之)は、「魔女イオーネ」がいるとうわさの街へ来ました。街で出会ったマリー(CV:芝崎典子)は、イオーネ(CV:日笠陽子)の弟子だと言います。
イオーネは魔女でありながら、その街の英雄と呼ばれ慕われていました。さらにイオーネは「記念日」と称して、屋敷でパーティーを開催します。違和感を覚えたアシャフは「記念日」の意味を調べ、「残念ながら魔女様はクロだ」と、ギドを連れて屋敷に突入します。
『魔女と野獣』は、同名マンガ(著:佐竹幸典/講談社)を原作としたアニメです。ギドは過去に魔女から呪われたことがあり、その呪いをかけた魔女を探しています。イオーネは17人の魔女のうちのひとりで、人間からの人気はあるものの、パーティーで恐ろしいことを企みます。
パーティーに参加していたマリーはいつの間にか眠っており、目を覚ますと両手両足を切断されていました。イオーネは実は人間を憎んでおり、街に眠る業火を解放しようとしていたのです。その鍵とするため、イオーネはマリーたちを動けなくし、術式を仕込んだのでした。
中世ヨーロッパのような美しい街並みで、イオーネとギド、ふたりの復讐劇がぶつかり合います。ダークファンタジーの世界観と、グロテスクながら迫力あるバトルシーンは、視聴者を一気に作品世界へと引き込むでしょう。
ギドの呪いとはどんなものなのか、呪いを解く方法とは一体何なのか。第1話でテンポよく世界観が紹介されます。さらなる鬱展開の予感とあわせて、先が気になる作品です。
『魔女と野獣』は、TBS、RSSほかにて放送中です。「Amazonプライム・ビデオ」「dアニメストア」「U-NEXT」ほか配信サービスでも、順次配信されています。