マグミクス | manga * anime * game

ファミコンブーム中の名作RPG3選「ドラクエ・FFに埋もれがち」「もっと評価されるべき」

「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」だけじゃない! ファミコンブーム真っただなかに発売された、いまなお魅力が衰えない名作RPGを3本ご紹介します。

遊ばないともったいない! ファミコンの名作RPG

1989年7月27日発売『MOTHER』(任天堂)
1989年7月27日発売『MOTHER』(任天堂)

「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」などのファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)用ソフトや当時のパソコン向けに発売された作品を含め、RPGというジャンルが国内ゲーム市場に根付いてから早40年が経とうとしています。

 数十年前に誕生した作品の続編がいまなお作られ続けているケースも少なくなく、ゲームが多様化した昨今においても、「腰を据えて遊べるRPGが一番好き」と語るユーザーも少なくありません。

 今回は、そんなRPGブームの真っただなかに登場したファミコンソフトのうち、「改めて遊んで欲しい!」と筆者が感じた3本をご紹介します。

●MOTHER

 最初に取り上げるのは、任天堂が1989年7月に発売した『MOTHER』です。同作品に端を発する「MOTHER」シリーズは後のゲームハードでも展開されているため、「一度は遊んだことがある」という方も多いかもしれませんね。なお、本作を含む同シリーズはすべてコピーライターの糸井重里さんが監修を務めていることでも有名です。

 本作の舞台は、「マザーズデイ」と呼ばれるアメリカの田舎町。プレイヤーは12歳の少年となり、大切な家族を守るため、そして周囲に降りかかる不可解な現象を解明するため、冒険の旅へ出発することになります。

 1980年代のRPGと言えば、「魔王を倒して世界を救う」といった王道展開にくわえ、どことなく中世ヨーロッパの世界観をベースにした作品が数多く見られました。そんななか、『MOTHER』は当時としては珍しかった「現代」という時間軸にフォーカスし、全編にわたって独特な雰囲気を醸(かも)しだしていたのです。

 世界の異変に立ち向かうのは、鎧を着込んだ勇者ではなく、近場の小学校に通う10代前半の子供たち。類いまれな超能力こそ身に着けていますが、彼らはバットやフライパンなどのありふれた道具を手に取り、大人でも対応できないような事件を次々と解決していきます。また、敵を倒してお金を得る代わりに、「ATMから現金を引き出して使う」といった要素も、「現代を舞台にしたRPGである」という演出として大いに目立っていました。

 本作ラストで相対する宇宙人「ギーグ」は、人類が到底抗えないような力で襲いかかってくる正真正銘の強敵です。そんな脅威を前に判明する、これまでの旅路で集めてきた「8つの音色」の本当の意味。『MOTHER』でプレイヤーが迎える趣深い結末は、ありふれたRPG作品では見られない、本作ゆえのメッセージ性が込められていました。

【画像】えっ、ハマる! こちらがシュールかわいすぎる「どせいさん」です(4枚)

画像ギャラリー

1 2