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1995年の元日、プレステを救ったソフト『闘神伝』 激しいハード戦争中に登場

「負けないもん!」深く染みわたる音に驚かされた

プレイステーション用ソフト『パズルアリーナ闘神伝』(タカラ) エリスは左下、緑の髪のキャラ
プレイステーション用ソフト『パズルアリーナ闘神伝』(タカラ) エリスは左下、緑の髪のキャラ

 プレイステーション本体と『闘神伝』、ついでに『リッジレーサー』を購入した筆者は、まずプレイステーションの起動画面と音声に度肝を抜かれました。それまでに購入したゲーム機とはまったく異なる美しい画面表現、そして深く染み渡るような音でした。

 そうして起動した『闘神伝』は、当時筆者がアーケードでよくプレイしていた対戦格闘ゲーム『ヴァンパイア』や『真SAMURAI SPIRITS』にも匹敵するほどの面白さを秘めていました。特にこの時期のアーケード対戦格闘ゲームはコマンドが複雑化し始めており、使いこなすにはかなりの練習が必要となっていました。

 対して『闘神伝』は、まだプレイステーション用のアーケードコントローラが発売されていない時期のソフトということもあってかコマンドはあまり複雑ではなく、必殺技によってはボタンひとつでも発動可能でした。この配慮は手軽に遊ぶには本当にありがたいものでした。
 
 筆者が使っていたのは当然エリス。「ええい!」とかわいらしい声をあげながらドロップキックのような技で突っ込んだり、膝からスライディングで突っ込んだり、お尻から突っ込んだり短剣で切り裂いたりと、とにかく距離を詰めて戦う系統のキャラだったのはよく覚えています。

 ちなみにエリスの声優は『ときめきメモリアル』の朝日奈夕子も担当していた鉄炮塚葉子さん。現役の女優で、2019年には藤崎詩織役の金月真美さんと共にトークに出演し、健在ぶりをアピールしてくれました。

『闘神伝』を購入してから数か月、筆者は友人と対戦をするなどして遊び倒しました。他のキャラクターもひと通り使ったはずなのですが不思議とあまり覚えておらず、エリスの戦う姿と「負けないもん!」という勝利ボイスだけが、記憶に色濃く残っています。

 その後、『闘神伝』は年に1~2本のペースで続編が発売され、筆者も数本を購入しました。 グラフィックや音声は当然のようにクオリティが向上していましたが、それでもなお、初代『闘神伝』が、一番強烈な印象を放っていたような気がしてなりません。

(早川清一朗)

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