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原作者もドン引き!? 「大問題シーン」をそのまま再現してしまったアニメ4選

いろいろな意味で危険すぎた原作改変

刃牙と梢江の濃厚な交わりが描かれた『バキ 特別編 SAGA[性]』(秋田書店)
刃牙と梢江の濃厚な交わりが描かれた『バキ 特別編 SAGA[性]』(秋田書店)

●少年マンガの常識を覆した『バキ特別編SAGA[性]』

 原作の過激な内容をそのまま再現してしまったという意味では、格闘マンガの金字塔である「刃牙」シリーズも負けてはいません。同シリーズの第2部『バキ』がアニメ化された際、多くの読者が注目していたのが『バキ特別編SAGA[性]』の映像化問題です。

 その内容は、最凶死刑囚との戦いで自らの力不足を確認した範馬刃牙が、最愛の女性である松本梢江との初性交を通じて「SEXと闘いの近似性」に気付き、男として、そして格闘家としてひとつ上の段階へと成長する……というものでした。『バキ』の物語に密接する内容でありながら、真正面から性交を描いたことで、少年誌である「週刊少年チャンピオン」では掲載できず、青年誌「ヤングチャンピオン」に掲載されて外伝扱いとなったエピソードです。

 ゆえにアニメ化は不可能ではないかとささやかれていましたが、地上波では大幅に修正されたものが放送され、配信・ソフト用の「放送コードぶっちぎり版」では、細かい行為の描写はいくつか省略されながらも、『バキ特別編SAGA[性]』の独特な場面が再現されていました。ファンを驚愕させながらも、大いに喜ばせた出来事だったといえるでしょう。

●実在の人物を過激にパロディした『銀魂』

『銀魂』といえば、下ネタや不謹慎ネタ、過激なパロディのオンパレードで人気を博したギャグマンガです。アニメ版でも、スタッフたちがノリノリで危険なネタを再現していました。なかでも強烈な印象を残した回といえば、「レンホウ」というキャラクターが登場する第232話でしょう。

 名前からも分かるように、このキャラは明らかに某政治家をモデルにしており、見た目まで瓜ふたつでした。原作では実名、顔出しで登場していたものの、さすがに完全再現は難しかったのか、アニメでは「レンホウ」表記となっていた上、目元が黒い線で隠されることに……。とはいえ、あまりに攻めたパロディだったことは間違いありません。

 同エピソードはテレビ東京では無事放送されたものの、その後「AT-X」での放送が突如中止になり、さまざまな憶測を呼びました。さらにDVDや動画配信で観ることができるバージョンでは、「レンホウ」さんの姿が黒塗りでほぼ隠されています。

 ちなみにアニメ第252話「ごめんなさい」では、作者・空知英秋の分身であるゴリラが「アニメスタッフが空気も読まずに下品な原作をご丁寧に再現しすぎた」という手紙を主人公たちに手渡す一幕も描かれていました。

 強烈な下ネタに変態キャラ、政治家のパロディ……。多方面から怒られることを覚悟の上で危険なネタを再現するアニメスタッフには、拍手を贈るしかありませんが、なにがそこまで彼らを駆り立てるのでしょうか。

(ハララ書房)

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