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「流血以上にきつい場面が…」「原作の解像度上がる」 衝撃の「R指定」実写化映画

キャストの体当たり演技がすごい

●『宮本から君へ』(R15+)

熱血営業マンを全力で演じた池松壮亮さんが描かれた『宮本から君へ』ポスタービジュアル (C)2019「宮本から君へ」製作委員会
熱血営業マンを全力で演じた池松壮亮さんが描かれた『宮本から君へ』ポスタービジュアル (C)2019「宮本から君へ」製作委員会

『宮本から君へ』は新井英樹先生による同名マンガが原作で、1990年に「モーニング」(講談社)で連載が開始され、第38回小学館漫画賞を受賞した作品です。

 同作は、愛する女性のため一世一代の勝負に挑む熱血営業マンの宮本浩が、仕事や恋愛に悪戦苦闘しながら、暑苦しくも切ない生きざまを見せる物語でした。同作は宮本の恋人の中野靖子が屈辱的な性暴力を受けるシーンやその他バイオレントな描写が多々あるため、実写化が困難と思われていましたが、2018年にテレビドラマ化、2019年には実写映画が公開されます。

 物語終盤が映像化された実写映画は過激な性暴力シーンや、階段での血まみれの喧嘩など衝撃的な場面が多く、鑑賞するには覚悟が必要な作品かもしれません。例の性暴力シーンは、靖子を演じた蒼井優さんの表情や取り乱した態度もリアルで、一部の観客から「耐えがたい」といわれるほど生々しいものでした。

 しかし、主人公の宮本を演じた池松壮亮さんや蒼井優さんら俳優陣の演技で、過激なシーンもありながら愛する女性のために宮本が奮闘する様子など、感動的なストーリーを高く評価する意見も多く見られます。主演ふたり以外では、靖子を暴行する卑劣なラガーマンの真淵拓馬役を演じるために、30kg以上増量して撮影に臨んだ一ノ瀬ワタルさんの鬼気迫る悪役演技も衝撃的でした。

 ネット上では「演出や撮り方から役者の力に圧倒された」「キャストの体当たり演技で見てるこっちも熱い気持ちにさせられた」「非常階段でのバトルからのラストまでの流れで泣いた」などと原作のハードな展開や、目を覆いたくなる生々しい部分を妥協なく再現した制作陣とキャスト陣への賛辞の声が上がっています。

(LUIS FIELD)

【画像】え…っ? 「ポスターも衝撃的」「服着ろよ」 これが「R指定」の過激な実写化映画です(7枚)

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