数話で「視聴決定」した春アニメは？　「圧巻の演出」「シュールで目が離せない」

何度見てもたまらない「圧巻」の演出

　2024年春アニメがスタートして折り返し地点に近づく作品もあることでしょう。すでにお気に入りの作品ができた人もいれば、今なお迷っている人もいるかもしれません。今回は、この春に始まった新作アニメの第1話から第3話を観たなかで、「継続視聴せずにはいられない」との声があがる3作品をみていきましょう。

●『ガールズバンドクライ』

　東映アニメーションによるオリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』です。高校を中退して上京した「井芹仁菜（CV：理名）」が、駅前で歌っていた「河原木桃香（CV：夕莉）」と出会います。その後、出会った3人と仁菜、桃香でガールズバンド「トゲナシトゲアリ」を結成し、悩みを抱えながらも自分たちの居場所を探していく物語です。

　この作品は、リアルバンド「トゲナシトゲアリ」のオーディションで選ばれた5人が声優を務めています。テンポの良いストーリー展開だけでなく、音楽と演奏を重視していることもあり、ライブの歌唱シーンや演奏についても視聴者から高い支持を得ていました。

　ヌルヌル動くCGアニメではありますが手書きのようにも感じる繊細なタッチのため、視聴者からは「観ているうちに気にならなくなってきた」「むしろ迫力増した」という声が聞かれます。また、CGであることで、キャラの表情や動きなどがよりリアルになり、物語が進むにつれて世界観にどっぷりつかれそうです。

『ガールズバンドクライ』は、TOKYO MXほかにて毎週金曜日24時30分より放送中です。また、「Amazon Prime Video」「U-NEXT」「dアニメストア」ほか配信サービスで見逃した回を見直すことも可能です。

●『終末トレインどこへいく？』

　続いては『ガールズ&パンツァー』や『大魔法峠』などを手掛けた水島努監督によるオリジナルアニメ『終末トレインどこへいく？』です。新技術「7G」が開通後、なぜか大人が動物に変わってしまった世界で、人間のままでいられた「千倉静留（CV：安済知佳）」たちが電車で終末世界を旅します。

　電車が津波に飲み込まれてしまったり、頭にキノコを生やした住人と遭遇したりと、予測できない展開に観ていてドキドキが止まりません。ほかにも独特でクセになるキャラたちの会話など、ハマる要素が盛りだくさんで、SNS上では「シュールで目が離せない」「続きを観ずにいられない」といった声もあがっています。

　静留は行方不明となった親友の「中富葉香（CV：東山奈央）」を探すために旅を始めますが、3話時点では「なぜ葉香が行方不明になったのか」「どうして葉香が池袋にいたのか」には触れられていません。葉香はどうなっているのか、予想しながら作品を観ると、より楽しめそうです。

『終末トレインどこへいく？』は、TOKYO MXでは毎週月曜23時30分より、AT-Xでは毎週月曜21時より放送中です。また、「Amazon Prime Video」「ABEMA」「Hulu」ほか配信サービスで見逃した回を見直すことも可能です。