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『H×H』33巻から「ゴンが主人公」ではなくなった? 表記の変化が「意味深」

期待されるゴンの再登場と連載再開

画像は『HUNTER×HUNTER DVD&BD Vol.1』(バップ) (C)POT(冨樫義博)1998年-2011年 (C)VAP・日本テレビ・集英社・マッドハウス
画像は『HUNTER×HUNTER DVD&BD Vol.1』(バップ) (C)POT(冨樫義博)1998年-2011年 (C)VAP・日本テレビ・集英社・マッドハウス

 では、もうゴンは登場しないのかというと、そうとは限りません。現在、冨樫先生はX(旧:Twitter)にて原稿の進行状況をポストし続けています。2024年5月29日にはページ番号と思われる数字が記載された『HUNTER×HUNTER』のタイトルロゴ入り原稿の一部がポストされました。また2024年5月30日以降、カラーイラストも複数枚、掲載されています。

 ゴンは、もう何年も物語に登場していないものの、単行本の人物紹介欄に掲載され続けており、2023年にテレビ朝日放送されたトークバラエティー番組『イワクラと吉住の番組』ではじめて明かされた『HUNTER×HUNTER』最終回のDパターンでも言及されています。Dパターンは冨樫先生が想定する4つあるエンディングのひとつです。そのなかに「ゴンじいは有名なハンターだった」というセリフがあるので、きっとゴンは念能力を取り戻して何らかの形で再登場するでしょう。

 ただし物語の状況的には王位継承編が終了し、ヒソカと幻影旅団の決着がつき、巨大船が暗黒大陸にたどり着いてジンやビヨンドの冒険の結果が出てからになると思われます。何年先になるか分かりませんが、そのときにはキルアも再登場するでしょう。

 冨樫先生は現在58歳です。年齢的にもおそらくあるときから『HUNTER×HUNTER』は単なる連載作品のひとつではなくなったのだと考えられます。重層的な物語構造や異なる考え方をする人物に哲学を盛り込むなどしている点は、明らかに商業性よりも作家性に比重を置いていることは明らかです。マンガが「難しくなる」ことによって一部のファンが離れていくのも承知の上でのことでしょう。連載継続の基準が厳しいことで知られる「週刊少年ジャンプ」で本作が打ち切りになっていないことから、編集部が冨樫先生の姿勢を支持している様子がうかがえます。

『HUNTER×HUNTER』の連載は1998年に始まり、休載を挟みながら26年にわたって物語を紡いできました。ひとりの作家のライフワーク(一生をかけた代表作)としてふさわしい作品です。

 現在進行中の複雑さの極限ともいえる展開が一段落したら、きっとシンプルで力強い物語に回帰するかもしれません。そのときには、またゴンとキルアが中心になるでしょう。

(レトロ@長谷部 耕平)

※本文を一部修正しました(6月14日21時35分)

【画像】えっ、まったくの別人! これが変わり果てたゴンの姿です

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